台湾は夏が受験や卒業式シーズンです。コロナ感染者の増加もあり、受験生の子供を持つ友達は、しばらく大勢で集まる食事の席から遠ざかっていました。日本でいえば、冬の受験シーズンにインフルエンザをもらってこないよう、家族全員が気を付けるムードでしょうか。レストラン選びに久しぶりにウキウキしているところに、高雄の海上レストランの話題が入ってきました。海上レストランといえば、先日香港のジャンボが沈没したばかり。これにはショックを受けた人多数ですが、まさか高雄の船も?今日のニュースで紹介します。
お天気(
台湾中央気象局調べ)
台北 曇り/晴れ26~35度
台中 雨/晴れ26~34度
高雄 晴れ/曇り28~33度
花蓮 晴れ/曇り26~32度
レート(
兆豊国際商業銀行調べ)
10000JPY→2095NTD
1NTD→4.500JPY
台湾ロト(
台湾彩券HP調べ)
威力彩(2022.06.20発表)/03,04,11,17,19,26/第二区ナンバー05
大楽透(2022.06.21発表)/03,14,20,34,41,44/特別ナンバー43
ロトの購入方法など詳しくは
こちら<今日のニュース>「台湾版ジャンボ?廃墟化した高雄港の“海上皇宮”、解体へ」香港の有名な水上レストラン「ジャンボ」は、多くの香港人にとって、ともに過ごした思い出の場所です。人気の香港映画《食神》のロケ地にもなったこのレストランはコロナ禍で閉業、東南アジアへ移送途中に、先日南海西沙群島付近の水域で沈没し、大きなニュースになりました。ところで台湾にも、高雄に「海上皇宮」フローティングレストランがあります。業者は「ジャンボ」の経営スタイルを参考にしたのですが、開業からわずか1年で営業を停止し、廃墟化。高雄駁二に20年年以上おかれたままでしたが、先ごろ高雄港務分公司が権利義務を引き継ぎ、解体されることが決まりました。
「ETtoday」の報導によると、高雄にフローティングレストラン「海上皇宮」が開業したのは2000年。「ジャンボレストラン」のスタイルで、台湾で初めて海上で営業ライセンスを取得したレストランとなり、開業当時は多くの人が訪れました。しかし、1年もたたないうちにレストランは閉業を宣言。経営権争いが主な原因と言われています。
2001年に営業を止めた海上皇宮は、そのまま高雄駁二に置かれていました。時がたち船は荒れ、コソ泥が中に入り込み金属ワイヤー盗難事件も頻発したため、2013年には高雄港の管理区域に移動させられています。
「海上皇宮」の債権は混乱しており、台灣港務公司高雄分公司に3000万元以上の負債があるといわれています。そのため買い手がつかず、処理もできずにいましたが、高雄港務分公司は港内船舶の安全を考慮し、「海上皇宮」の権利義務を引き継ぎました。高雄港務分公司はすでに費用をおさめており、証明書類の取得完了後に、速やかに解体作業を外部に委託することになっています。
(情報:
周刊王CTWANT)
安全を考慮して解体処理が進められるというニュース。香港のジャンボのことがあったから、台湾の行政が全うな手続きを踏んでいることに安心しました。これでもし高雄でもうっかり沈めてしまったら「なにやっとんじゃわれ」と香港以上に非難轟々、高雄の港が仁義なき戦い、色んな色のベストを着た人達が入り乱れて大暴れしそうだから、つつがなく片付くことを願っています。
ところで香港のジャンボで撮影した映画は「食神」だけではありません。90年代の香港返還前後は斉藤由貴さんの「香港パラダイス」や香取慎吾さんの「香港大夜総会 タッチ&マギー」など、タイトルを聴いただけで「フフ」っとなる、今となってはカルト的な作品です。でも、バブルで賑やか、ライトアップされたフローティングレストラン・ジャンボそのもののような、楽しい時代でした。そのジャンボが沈んだニュースには、香港界隈がざわつきました。なんで沈んだのか、当日の天候を詳細に分析、不自然だ、面倒くさくなったからわざと沈めたんじゃね?などの考察もあるほど。一方で経営権紛糾は台湾あるあるだけれど、海上レストランが海鮮の街・高雄ならではの面白い箱に育たなかったのは、残念なことです。
(担当特派員:TOP33号)
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