台湾で一番有名なパン職人と言えば誰に聞いても「呉寶春」という答えが返ってくるでしょう。
呉さんは2010年にパリで開催されたベーカリー界のワールドカップと言われる「マスター・ド・ラ・ブーランジュリー」のパン部門で見事グランプリに輝いたまさに世界一のパン職人なのです。
その呉さんが自身の出身地高雄に出店しているベーカリーをご紹介。
高雄市内のビジネス街の中心地の大通りの路面店、とてもベーカリーとは思えないスケールです。

台北にも支店が一店ありますが誠品生活松菸店の地下にあり高雄と比べるとかなりこじんまりしています。
店内に入ってビックリ。天井が高くかなりの広さがあるのに中は人、人、人。
まるでデパートのバーゲン会場、レジに並ぶ行列はもはや最後尾がどこだか分からない混雑ぶり。

そんな大混雑の店内の壁一面はガラス張りで厨房の中でパンを焼いている職人さんたちを見る事ができます。

こちらが世界一のチャンピオンパン
「荔枝玫瑰麵包」(ライチとバラのパン)
写真ではわかりにくいですが、とにかく
デカイ。大人の顔の1.5倍はあり、ずしりと重い重厚なお味のパンです。
そして最初に目についたのが、こちら。高雄限定でしかも季節限定!
「杏仁櫻桃塔」(アーモンドチェリータルト)

その他の高雄限定パンをご紹介。
「抹茶菠蘿」(抹茶メロンパン)、
「麥麥多穀物」(麦穀物パン)

その他お土産にもおすすめなのが、厳選された1
00%天然台湾フルーツを用いて作られる
ジャム。
パイナップル、ライチ、マンゴー、パッションフルーツ、トマトや季節限定品など種類も豊富です。
最後にあまりの可愛さに一つ追加で買ってしまった
「小菇菇堡」(キノコパン)
見かけだけでなくお味もなかなか美味でした。
<基本データ>住所:高雄市苓雅區四維三路19號
TEL:07-335-9593
営業時間:10:00~21:30
<17号のちょっとひと言>個人的には日本のパンや洋菓子・ケーキは世界一だと思いますが、ここ数年台湾のレベルも飛躍的に上がってきており嬉しい限りです。日本のベーカリーやパティスリーもたくさん台湾に進出していますが、この呉さんのベーカリーは台湾ならではのフルーツや食材の長所を活かして上手にパンにとり入れていることろが、さすが地元台湾人経営のベーカリーだと思わせてくれます。
お薦め度★★★★★(呉氏の原点である高雄の本店は一見の価値あり。)
おいしさ度★★★★★(これはもう間違いありません!なんといっても台湾が誇る世界チャンピオンですから。)
(担当特派員:TOP17号)
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