皆さんは「滷味」って知ってますか?「滷味」は台湾風煮込みで、客が自分が食べたいものを選んでお店に煮てもらう台湾の一般的な屋台めしです。多分皆が想像した日本の煮付けとは違い、「滷味」の煮汁はスープに近い、飲めるものです。今日は街中の屋台式の「滷味」とちょっと違うお店を紹介したいと思います。

「VEGE CREEK蔬河」は国父記念館駅1番出口から歩いて5分のところにあります。お店のコンセプトは名前通り、野菜がメインになるお店です。現代人が外食が多く、普段あんまり野菜をいっぱい食べれる機会がないことから発想して、ここはお肉一切なく、素食の食材だけで健康で美味しいお店を作りました。このコンセプトに合わせて、外観はすごくシンプルです。滷味の店とは思えないです。

お店は少し狭いですが、真ん中にだけ一つ大きなテーブルがあって、動線がすっきりしてますから、逆に広く感じられます。

黒板に食材の値段を書いてあります。きのこ類と野菜は35元で、麺類と他の食材は20元です。山と野菜のイラストも描いてて可愛いですね。素食ですから、もちろん肉類なしです。

「VEGE CREEK蔬河」の特色は素食以外、食材の並び方も特別です。お店の左側は一面の野菜ウォールです。この陳列台は店主の特注で作りました。野菜は一把一把で丸い筒に入ってるため、葉っぱがぐちゃぐちゃにならなく、新鮮のままでみずみずしいです。お店のかごを持って野菜を選ぶのはスーパーに来たような気分で面白かったです。

右側は食材ウォールです。ステンレスボウルが並んでて、それぞれに食材が入ってます。すごいシンプルですけど、何だかおしゃれです。

ボウルの中に、食材は種類別で小パックに分けてます。これで食材の分量がはっきり分かってますし、衛生上もいいですね。札にそれぞれの名前と値段を書いてますので、自分が食べたいものと予算を考えながら選べます。

悩みに悩む結果、16号がこちらの食材を選びました。パクチョイ、カボチャ、ヘチマ、中華風揚げパンと春雨です。

つい選びすぎちゃうという恐れがある人(笑)に平日のビジネスランチがおすすめです。麺+野菜2種類+キノコ=99元。これなら安心で選べますし、分量もちょうどいいです。

選び終わったら、カウンターで精算し、カゴを渡して、店員さんが調理してくれます。

お店の番号札も手作りで可愛いです。

待ってる間にお店が発行したフリーペーパーを読んでました。取材の日は残念ながらオーナーがいなかったですが、皆さんがもしお店に訪ねる機会があれば噂のイケメンオーナー達に会えるかもしれないですよ。

出来ました!カゴに入れた時は少ないかなと思ってましたが、実際結構な分量ですね。特に麺の存在感が半端ないです(笑)!そして写真見て気付いたかもしれないですが、スープの量が多いですね。お店が使ったスープは少し漢方が入ってるスープが体を暖まります。美味しいですし、お店の雰囲気もいいので、お腹も心も満足でした。そして何だかんだ健康になった気がしました(笑)。
<基本データ>住所:台北市延吉街129巷2號
TEL:02-2778-1967
営業時間:12:00~14:00、17:00~21:00
<コーディネーターのちょっとひと言>「滷味」は本当に台湾の庶民フードですから、最初ネットで発見した時にちょっとわざとがましいお店だなと思っちゃいました。しかし、実際に訪ねたら、料理もちゃんとして、野菜も新鮮で、本当にシンプルなお店です。好感度アップアップ!(笑)
16号も外食が多いですから、いつも悩んでます。ここで一気に何種類の野菜も取り入られて最高です。マジでうちの会社の近くに支店を出さないのかな?ってオーナー達にお願いしたいです。
ヘルシー度★★★★★(たまにも“ノーミート・デー”を作りましょう)
楽しい度★★★★★(お店の陳列方が独特で、選ぶ過程も楽しくなってます)
(担当特派員:TOP16号)
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