先週から始まった東京オリンピック2020。開始早々に台湾は柔道男子60Kg級で楊勇緯選手が銀メダル、テコンドー女子57Kg級で羅嘉翎選手が銅メダルを獲得しました。バドミントン女子の世界ランキング1位の戴資穎選手、ウエイトリフティング女子で多くの記録を持つ郭婞淳選手も59Kg級で活躍の期待がかかっています。選手やコーチ、スタッフ陣が帰国する頃には台湾の警戒レベルが緩和されていますが、凱旋パレードやお祝いの宴会は実施できるでしょうか?警戒レベルの緩和について、今日のニュースでお伝えします。
お天気(
台湾中央気象局調べ)
台北 晴れ/曇り28~37度
台中 曇り/晴れ 27~35度
高雄 雷雨28~32度
花蓮 晴れ/曇り27~34度
今週の予報→火曜日以降は台湾の広い範囲で雨が続く予報です。月曜日は早朝から北部、東部では高温警報が発令中。また、南部では大雨警報が出ています。現在太平洋上にある台風6号と8号はすでに台湾への影響はないものの、高雄・旗津では親子が高波にさらわれ行方不明になる事故が発生しました。27日の警戒レベル緩和で海や山のレジャーに出かける方も多いかもしれませんが、注意は怠らないようにしましょう。
レート(
兆豊国際商業銀行調べ)
10000JPY→2452NTD
1NTD→3.877JPY
台湾ロト(
台湾彩券HP調べ)
威力彩(2021.7.22発表)/04,05,10,19,29,31/第二区ナンバー01
大楽透(2021.7.23発表)/07,15,23,24,31,38/特別ナンバー09
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こちら<今日のニュース>「台北市の警戒レベル引き下げ 新たなガイドライン解説」中央感染症指揮センターは7月23日、27日から8月9日まで全国で警戒レベルを2に引き下げると発表しました。これをうけて、台北市の柯文哲市長は24日午後3時30分の記者会見で7月27日からの台北市の新たなガイドラインを公布。卸売り市場、伝統市場、夜市、百貨店、スーパーマーケットやコンビニではテイクアウトを維持し、店内利用や試食の禁止が続きます。しかし市場やスーパーマーケットで行われた身分証番号による入場制限は廃止、託児所は収容範囲を本来の人数に戻し、保育士と子供の数を1:4にするよう提議しています。
エビ釣り場、北投温泉の足湯は引き続き閉鎖となりました。柯文哲市長は、「マスクをつけてエビを釣れば問題ないと言うが、釣ったらそこで焼いて食べるのはあきらかだ。あと一週間様子を見て考える」と説明しました。生活に必要な事柄から緩和を進め、娯楽やレジャーに関しては、今後一週間の情況で答えがわかるようです。
また、關渡自然公園やレジャー農場等は「開放するが飲食は禁止」、「飲食はテイクアウトのみ」となります。台北製造所POP Taipeiのイベントやコースは予約制を採用、ドッグランや運動公園は飲食を禁止するほか分流と入場制限(10/20人以下)を、建國假日花市でも同様に飲食は禁止するものの、出店数は通常に回復します。
町内会のオフィスや台北市NGO関係機関、萬華新移民会館も再開しますが、人数制限を設け、室内では1.5メートルの距離を保ち、50人を超えないように求められます。しかし場所の広さは異なるため、各所の管轄責任者が収容人数の上限を定めることになります。孔子廟と林安泰古厝も人数制限を設けて戸外を開放しますが、管轄責任者が上限を決定します。
柯文哲市長は、7月27日以後の託児所を復活、保育士と子供の数を1:4とするほか、再開の条件としてスタッフのワクチン接種率が8割以上であることを上げました。接種を行っていない場合は「自費抗原検査もしくは三日以内のPCR検査証明」の提示が必要です。しかし柯文哲市長は、これらの条件は実務上難しくのコストがかかるため、台北市で補助を行い、速やかに接種をすませてほしいとしています。また、身体障碍者関連機関も同様に開放します。
台北市の警戒レベル引き下げ手引きについて、柯文哲市長は「一部の項目を先に開放するのは、まず若い世代が外出や出勤を可能にするため。家庭は養わなければならないが、緩和のプロセスは社会の動きも考慮しなければならない」と述べました。また、「皆が緩和を期待しているのは理解しているが、やはり周辺国家の情況を参考にしなければならない。比較的近い東京やソウル、シンガポール等も、開放したとたんに多くの感染者を生んでしまった。より注意をして、慎重に進めなければならない」としています。
(情報:
三立新聞網)
台北市内では在宅勤務を継続する企業も多いようで、今週はウォーミングアップと様子見の一週間になりそうです。
中央は警戒レベル引き下げを公布したものの、各自治体で対応は異なります。数が減ったとはいえ台湾内で毎日感染者が出ている台北市と新北市では飲食の店内利用不可を継続。しかし橋を一本渡った基隆や桃園ではOKになります。東部や南部でもレストラン再開告知が始まって、今週末は久しぶりの外食を楽しむ人たちでどっと混む状態になる予感。あの店、この店、行って応援したい気持ちははやるけれど、「はるばる台北から来ました」と言ったところで、まだ感染者が出続ける場所から行くのは、ゼロ行進が続く町のお店には有難迷惑だろうな……。台北・新北市内で大人しく、引き続きテイクアウトで飲食を応援。久しぶりに建国花市へ出かけてみましょうか。
なお、規制緩和の大筋は、公益財団法人日本台湾交流協会台北事務所から在留邦人向けに送られた「新型コロナウイルスに関する注意喚起:台湾全土における感染状況の警戒レベル第2級への引き下げ(7月27日~8月9日)」を参考までに転載します。
「7月23日、中央流行疫情指揮センター(CECC)は、7月27日から8月9日まで、台湾全土における感染状況の警戒レベルを第2級に引き下げることを発表していますので、台湾に在留或いは訪台を検討している邦人の皆様はご留意ください。
*中央流行疫情指揮センター(CECC)プレスリリース台湾衛生福利部疾病管制署プレスリリース(仮訳)
中央流行疫情指揮センターは本日(23日)、以下の通り表明する。域内の感染状況や他国の規制措置及び経験を踏まえ、また、各地方政府と協議した後、指揮センターは、7月27日から8月9日まで、感染状況の警戒レベルを第2級に引き下げることを決定した。各省庁は指揮センターが発表した一般原則に基づきガイドラインを別途制定することができ、また、各地方政府はその原則の下、感染状況の必要性に応じて調整の余地があるが、人々が遵守しやすいように、関連のガイドラインは具体的で、明確である必要がある。説明は以下の通り。
一、一般原則
1 飲食時を除き、外出時は常時マスクを着用する。
2 実名登録制を確実に実施する。
3 ソーシャルディスタンスを維持する。
4 営業場所及び公共エリアでは人の流れの管理や人数制限を行う:室内では少なくとも1.5m/人(2.25平方メートル/人)、室外では1m/人(1平方メートル/人)
5 集会活動における人数の上限は、室内50人、室外100人。仮に人数を超える場合は、感染対策計画を提出する必要がある。
6 飲食店でのイートインの原則は、衛生福利部の規定に基づいて実施する。
二、冠婚葬祭の開放
1 葬儀を実施する際は内政部の感染防止規定を遵守する。
2 披露宴を実施する際は1部屋室内50人、室外100人を上限とする。また、飲食ガイドラインを遵守し、他のテーブルに移動しての乾杯は禁止する。
三、引き続き閉鎖をする場所
1 レジャー娯楽場所:カラオケホール、ダンスホール、ナイトクラブ、クラブ、レストラン(接待を伴う)、バー、ラウンジ、MTV、KTV・カラオケ、理容院(観光理髪、視聴理容)、ゲームセンター、ビデオゲームセンター、ネットカフェ、麻雀荘、ボードゲーム場及びその他の類似した場所。
2 教育学習エリア:コミュニティカレッジ(秋期クラスの申し込みを開放するが、対面授業は実施しない)、高齢者向け学習センター、自習室、プール等、その他の類似した場所。
指揮センターは、人々の努力と協力により、域内の感染状況は引き続き安定的に抑えられており、感染対策と民衆の生活の質を共に考慮しつつ、感染対策の規制措置を徐々に緩和していくことを表明する。指揮センターは、感染対策は全ての人々が引き続き共に努力する必要があると注意喚起するとともに、民衆に対し感染対策措置を引き続き遵守し、また、個人の感染対策の良い習慣を維持するよう要請し、マスクの着用、手洗いの実施、ソーシャルディスタンスを維持することにより感染リスクを下げることができ、人々の健康や安全を守ることができると表明する。」
(担当特派員:TOP33号)
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