<今日のニュース> 「星宇航空アジアのハイエンドの客層を狙い2020年に就航」 「私が戻ってきただけでなく、星宇航空会社がやって来ました!」と前エバー航空張國煒董事は、8日に開催された2020年に正式に就航が予定される星宇航空(StarLux)の設立説明会にて表明しました。星宇航空はアジアのハイエンドの客層をターゲットとすることを目標としており、前エバー航空鄭傳義総経理が星宇航空副董事長に着任しました。 張董事長は「台湾だけでなくアジア全体のトップクラスの客層をターゲットとする」と明言しており、星宇(StarLux)のスローガンはBorn to be luxury、ラグジュアリーなことはもちろんクオリティーの高さにもこだわりがあるので、マーケット上の商品ではエバー航空やチャイナエアラインとの過度な競争関係は生まれないと思われます。初期は短距離路線より始め、国内で人気の日本及び東南アジア、タイ、クアラルンプール、バリ島等に就航し、2-3年度長距離路線に参入する予定です。2021年には北米路線にも就航を予定しています。 張董事長「我々の発展するスピードは非常に早く、10年後にはきっと素晴らしい光景が見えていることだろう」と自信をみせています。星宇航空はこれからの10年でエバー航空の25年間の規模に追い付く計画を立てており、来年10月より10機のA321neoを始め続々と新機体の購入を予定しています。現在従業員は約150名おり、将来最終的に14機の機体を購入し、2024年末までに東アジア、東南アジア、北米地区など20を超える都市に就航を予定しています。 新しい接客方法について質問されると、「これは企業秘密なので言えませんね。他の二社に学ばれてしまいますから。」と張董事長は笑って答えましたが、他の航空会社と色々な面で協力する機会もあると思うとオープンな態度を見せました。星宇にとって優勢なのは新しいということ、行程の流れや設備等により多くの新しいサービスを提供できること、また決議が迅速で同時に最新の設備を導入することにより、より高い水準の安全規格で運行することが可能になります。 星宇航空は2019年より、空、地上勤務を始めとする航空界へ情熱を持つスタッフの人員募集を開始します。キャビンアテンダントは男性の応募も可能です。同時にシステムエンジニア、財務、営業の人材も募集しています。 (情報: 台灣醒報) 東京オリンピックが開催される年、台湾に新しいキャリアが誕生します。この星宇航空(スターラックス)を立ち上げた張國煒氏はエバー航空創始者張榮發氏の息子さんで、張榮發氏が亡くなられた時遺言により後継者としてエバーグループ全体の総裁となられましたが、本妻の息子さんでは無かった為かお家騒動で結局エバーグループを追われることになった人物です。この方は同時にパイロット資格も有しており、エバー航空董事長時代からなにかと話題の方でした。1970年生まれのまさにBorn to be luxuryを地でいく人物がどんな航空会社を創るのか楽しみですね。 (担当特派員:TOP17号)