最近、台湾では「私廚」が流行ってます。「私廚」とはプライベートキッチンの意味で、いわゆる料理人がプライベート空間で経営するレストランです。同じ「私廚」でも色んな形がありますがけど、基本はメニューなしで予約制です。
今日紹介したいのは台北で知る人ぞ知る、「私廚」の中でも特別な存在であり、とても予約取りづらい一軒です。予約の仕方もちょっと変ってますから、ブログの最後に説明します。

静かな街の一階にある住宅は今回紹介する「屋頂上的猫 食堂」です。外観からまったくレストランと思えないです。
まずは「屋頂上的猫」の簡単のルールを説明します。ここは1日2回(昼食と夕食)、1回2組しか予約開放しません。1組は大体8~10人で、少人数の予約は基本受けません。時間は決まってますから、必ず時間通りに来てくださいね。
この日も、10分前にすでにうちグループともう一組客が集まってました。約束の時間になると、スタッフが出てきて、全員到着を確認したら、中に入りました。

玄関でこの看板が飾ってます。当初レストランがここに引越ししたときにオーナーさんの友人からもらったものらしいです。
これ見てやっと来た実感がありました。これからの食事が楽しみでドキドキでした。

入ったらすぐこの大きな丸テーブルが見れます。こっちは16号たちの席です。今回は10人集まりましたから、テーブルいっぱい座りましたが、見たよりそんなにぎゅうぎゅうと感じないです。ちゃんと食事のスペースを考えた上で、席をアレンジしましたね。
実は、ここは本当にオーナー二人の住宅ですよ!普段からこんな家で生活するなんて…夢のようですね。部屋のデザインからインテリアは全部二人で色んなところから集まったものです。お花も毎日違うもの飾ってます。見事に自分達の理想のレストランを作り上げました。もう入口から「屋頂上的猫」ワールドで、テーブルの上にお花とお菓子が置いてあり、飾ってる小物も全部可愛くて、誰も座ってなくて部屋の中に写真撮りまわりました。

オープンキッチンの中にオーナーとスタッフが既に料理を用意してます。ここから料理の作る過程が見れて、面白かったです。もちろんキッチンも綺麗で、開放式ですが、脂や煙の臭いが一切なく、ただただ美味しそうな香りが部屋中に漂ってます。

もう隅から隅まで、写真撮るのが大変です!(笑)
丸いテーブルの横にはリビングです。このソファが気持ちよすぎて皆がびっくりしました。やっぱりここで生活するこそ、綺麗さだけ重視するのではなく、いいものを選ぶ気持ちは伝わります。

リビングの向こうはもう一つのテーブルです。こちらの長いテーブルは8人くらい座れます。お互いに邪魔にならないように、グラスのドアが閉まってます。
そして、ドアの前に置いてるのは猫ちゃんのお家です。これもす~ごく可愛くて、皆がギャギャ言いました(笑)。

「屋頂上的猫(屋根の上の猫)」ですから、もちろんここは猫ちゃんを飼ってます。3匹いるらしいですけど、残念ながら今回は2匹しか会ってないです。猫ちゃん達はいい子で、全然客の邪魔になりません。逆に私たちからしつこく絡まれました(笑)。猫ちゃんはアイドル状態で、写真撮られ放題でした。ああ、可愛い~♡

可愛いインテリア連発です。他にまた写真が沢山ありますけど、これくらいで停まりましょう(笑)。

16号にとって、いいレストランの一大要素はトイレです。
うん、合格!

皆が気狂って写真撮ってたときに、一品目が出来上がりました!
オーナーの胖胖(パンパン)が丁寧にお皿に盛り付けてました。香りを匂って皆がやっと落ち着いて、席に戻りました。

一つ先に謝りたいことがありますけど、料理が全部美味しいです!あんまりにも美味しくて、料理の名前と説明がまったく覚えてなかったです(爆)…皆さんは写真だけで我慢してください。
まずは前菜ですね。一口サイズで食べやすいです。あ、そうそう、実は入ったらすぐシャンパン一杯もらいましたけど、写真で大忙しいですから、前菜と一緒に美味しくいただきました。

二品目はサラダ。使った野菜は全て農薬ないもので、安心です。それと横にあるのはオーナーの自家製ドライトマトです。これはウマい!一袋買って帰りたいくらいです!

肉料理。下に敷いてるのはタロイモで作ったスースで、これもすごく美味くて、残るのは惜しいですから、皆が口揃ってパン欲しいって言いました(笑)。

「屋頂上的猫」の看板メニューといえばこの料理です。麻油麵線(ごま油ソーメン)。
基本ここはメニューなしで、季節と時期によって出すものが変りますけど、この一品はほぼ一年中あります。
ソーメンがピンクになったのはビートの色で、食用色素じゃないですから安心してください。上に載ってた生姜が驚くほど美味しいです。香ばしくて、噛めばかむほど生姜の辛さと旨みが出てきました。この料理は一番当りですね。日常生活でも食べる、普通の台湾料理がこんなに斬新兼美味くなるのはビックリしました。

間に挟むフレッシュジュース?スムージー?爽やかの甘さです。

魚料理。ここでまた登場!ドライトマト!
海鮮類に興味ない16号でも美味しく食べました。そして再び皆がパンが欲しがります(笑)。

食事の最後はスープ。確かに漢方か香草を使いました?w
優しく、体に染みる味でした。これは締めとしてとてもいいですね。

食事が終わった後はデザート。この日はちょうど友達の誕生日ですから、事前に言って、ケーキを作ってくれました!作るのはもう一人のオーナーさんRoyです。チョコレートケーキにビートで作った生クリーム、不思議な組み合わせですが、これも美味しいです!
Royがケーキを作った時に皆が騒ぎ始まりました。原因は上に乗ってる飾りです…もう、最高!讚(いいね)5個!

これで1セット、8品の料理が終わりました。そんなに量が多いわけではないですが、食べ終わったらお腹がいっぱいでした。そして、一品一品が美味しくて、サプライズも多いです。ゆっくり食事ができて、楽しく、大満足です。
最後の最後、オーナー特製トフィージャムのプレゼントをもらいました。(その後、Royのおすすめて紅茶に入れて美味しくいただきました)

その後、やっと休めるオーナー達が出てきて、皆と挨拶して話しました。お二人の話を聞いて本当に感心し、感動しました。本当に期待以上の美味しさ、楽しかったです。とても素敵な夜でした。
分かれるのは寂しいですから、ラストはケン様の哀愁のある背中で終わりましょう(笑)。
<基本データ>住所:台北市信義區逸仙路32巷9號1F
TEL:0961-173451
営業時間:昼食12:00~、夕食19:00~
予約の仕方:
「屋頂上的猫」は一年に一回しか予約を開放してません。大体5月末~6月初のときになります。日にちは店の
blogに公開します。これは来年度の予約ですから、皆さん間違わないでね。予約したい日と昼食か夕食を選んでOKです。
予約するには上記の携帯電話に直接オーナーに予約しかないですから、中国語できない方には難しいかもですけど(英語がOKかどうかは確認してませんので、皆さんはお試しで)。
ただ、いつも大混線で、今回の予約も去年開放したときに、友達が4~5人体制でずっと電話したらやっとゲットでした。(便乗できた16号はとんでもないラッキー)
ちなみに、今年(2016)の開放時間は6/1(水)10:00から始まります!今年16号も戦いに参加します。興味ある方もグッドラック!
<コーディネーターのちょっとひと言>もう皆さんブログ見ても分かると思いますが、16号が本当にここ好き!美味しいレストランは沢山有りますけど、「屋頂上的猫」ではそれ以外、本当に二人の真心、態度、そして拘りが優しい形で伝わってきます。
ブログに書いたのは“高級のものを使うレストランより、私達は二人の家庭生活を来る人に分かち合いたい”という文字がすごく好きです。人との出会いがすごく大事にしてる二人は、このような空間を作ってくれました。そして、お二人の家に遊びに来てるような私達も、暖かい気持ちで帰れました。予約が大変でも、これからはもう一回、何回も行きたいところです。
好き度★★★★★★(爆星です。)
ちょっと人に紹介したくない度★★★★★(また予約が取りづらくなりますよ…泣)
(担当特派員:TOP16号)
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