久しぶりに1号感動!そのすべてをここにアップ。

普段滅多に行かない台中に2号を伴いレストランでの試食&打ち合わせで遠征。新幹線に乗りながら2号と話す。一緒に新幹線乗った事あったっけ?なんと初めてだったというプチ驚き。

とにかくレベルの高い素晴らしいフレンチレストランが台中にという事からわざわざ台中に行くことになったわけだが、お店がある場所は普通の住宅街のような場所だった。でも周りにはなかなか良さげなビジュアルのマンションが一杯で台中なんかいいじゃんという気に。本日訪問したレストランは中国語で「ラムー」と読みます。確か30年ぐらい前に突如菊池の桃子さんがロック歌手に転身した時のあのグループと同じ名前・・・・。ちなみにこの建物一棟全部レストランなんです!

ほんの短いアプローチなんですが、なんだか別世界への道のような気持ちにさせてくれる。そして目の前には巨大な扉!これだけで何かもう気分が上がる。

こちらのレストランがなぜ有名なのか?の証は写真をご覧ください!「2014アジアのベストレストラン50」に選ばれ、ヴーヴ・クリコ アジアのベスト女性シェフに輝いたシェフが経営しているレストランなのです。

建物は全部で4階建て。一階がエントランス。完全なるプチヨーロッパ風。

ゲストの食事スペースは二階(三階はフロアまるごとの貸切対応スペースで、キッチンは四階という構造)。外光が差し込んで、更に外の緑も目に入ってくる。視覚的にもかなり上がる内装になっている。

そしていつもなら間違いなく下座に座らせられる1号が今回はこのスペース内の上座シートにととおされて最高に気分が良かった。でも、人によっては上の写真の窓の横のシートがいいかも?あそこも雰囲気良さそうな感じ(しっかりと見た目30代前半だろうと思われるカップルがあの席をキープしていた)

ヤッパリこういう素敵レストランに来ると食器とかチェックしてしまうんですが、見てもよくわからなかった汗。もっと人としてのレベルを上げないと。CHRISTOFLE HOTELと刻印されていた。これとても有名な銀器メーカーだったのですね。そしてプレートは全部が全部一緒だとは思わないけどテーブルセットされていたプレートにはLEGLEって印字されている。よくわからないけどきっとセンスのいい食器なんでしょう。

ここで初めてメニューを見る。来る前にいくらぐらいするのか?まったく前情報なしで来た。新幹線の中では多分さ日本円なら夜は15000円ぐらいからじゃない?で、昼8000円ぐらいのコースからだよ!なんて勝手なトークをしていたが、コースは3種類で3500元(日本円14000円)、4500元(日本円18000円)、6500元(26000円)で予想をはるかに上回る(汗)。あっ、もちろんサービス料は別途かかります。聞いたところ昼も夜もメニューは同じだという事で納得。ワインもしっかり紹介されているんだけど、ボトルではなくグラス。更にシャンパン以外の三杯セットというものもある(これに気付いたのはこのブログを打ってる時爆)。とりあえず昼間だし、この後打ち合わせもあるからワインなしねって話で全然ワインのところ見てなかったので良くわかっていない。

ではどれ食べる?って話をしてて、1号は先ほどの料金をベースに、じゃあ2号はお薦めの4500元のセットね。俺はさすがに6500元は高いから、一番安い3500元でいいやって話をしてたら、いきなり2号が「なんで値段わかるの?」って言うから、何言ってんだこいつ的な感じで、どこ見てんだよ。メニューの一番下に書いてあるだろ!って言い返したら、そんなの書いてないって言うので2号が見ているメニューを見ると・・・・・本当に値段が書いてないではないか!そこで我々は感動を覚える。なんて素敵なレストランなんだろうと。男性と一応女性(今回の場合のみあえてつけさせてもらう)と来た時に、女性に渡すメニューにのみ値段がないという心配り。シャレてるじゃないですか!こんなに日本でも経験したことない(っていうかそーいう店に行ってないからだと思うけど涙)って事でこの初体験に二人で参りました!とレストランに心の中で叫びました。

で、お酒を頼んでいないけど何故かウェルカムシャンパンが。もちろん頂く。きっと最初だけ無料なのかもねなんて確認もせず飲む。一杯だけならいいよねなんていう会話もしながら・・・。

いよいよお食事スタートです。これメニューの中の下酒菜って書いてあるやつなんだけど、これはみんな一緒みたいです。全部ひと口で食べてくださいって言われたけど意外とデカイ。左がじゃがいもと鱈のすり身のフライで、右がパルマハムとバターの春巻き風。最初に食べて思った事は台湾らしからず味がしっかり伝わってくる!って事。もうここでシャンパンと共に幸せ感に包まれているから何もかもがおいしく感じる(リアルにおいしい)。

ここからそれぞれの道に進みます。が、当然ちょっとずつどっちも食べてるから結局は一本道なんだけど(他のテーブルの人もみんなそうしてた笑)。左はカラスミのリゾットとキャベツの冷製スープ、右はミル貝、ホタテ、鮑の大根巻(というか器が大根)。昆布のソースで爽やかな味に。リゾットはかなり濃厚。カラスミのリゾットって初めて食べた。味にインパクト有だから一口食べたらスープ一口という食べ方で召し上がってくださいとアドバイスをいただく。まったくその通り。

巨大なパンが登場。中にプラムの蜂蜜漬けと蓮の実が入っている。外カリカリ、中フワフワのとてもレベルの高いパン。バターも二種類。ノーマルの方が海塩ベースのあっさり味。もう一個の方は何か海草の様なものが入った濃厚な味。このパンにはあっさりを付けて召し上がってくださいと言われたのに濃厚も試した我々。言われた通りがベスト。なお濃厚味は食べた後鼻呼吸をすると何かの味に似ている・・・10秒後わかった事。イクラだ!って事でちょっとクセあり。

スパークリングウォーターも選べます。色々説明してくれたんですが、シュワ―がキツイ奴にして下さいってお願いしてこれになりました。

左はヒラメ。ポイントは上に乗ってる野菜。全部色違うけど各種大根って言ってた。右はプリンみたいに仕上げた茶碗蒸しの卵にウニソースを付けて食べます。白い泡がウニソースなんです。ちょっと焦がした玉ねぎと一緒に食べると風味が広がってGOOD。

左はロブスターで、右が蟹。細かいことは説明しきれないんだが左のロブスターは白い物体が後からどんどん膨らんできてフワフワになるという仕掛け有。右のは小さい丸いキャビアのような物体はなんとパクチーをこんな形にしたものらしい。全然パクチーの味はしなかった。

左は牛胸肉。で、コーンをベースにしたほんのり甘いソースで頂きます。右は有機卵がメイン。これを混ぜ混ぜして頂きます。ぐちゃぐちゃになるからちょっとビジュアルは崩れます。で、ここで気づいた事。2号コースはここまで比較的味がしっかりしている濃いめのモノが連続、1号コースはあっさりした優しい味が連続していたんだけど、ここで逆転。2号があっさり、1号が濃厚に。こういうバランスも計算されているんだなと感心。

いきなりどのナイフにしますか?ってたくさんのステーキナイフを持って来てくれた。柄の素材が異なる材質のモノで好きなものでどうぞって。色々説明してくれたけど残念ながらもう忘れた。ただ覚えているのは1号が選んだものはハンター仕様だと言われた事のみ。

さっき途中で写真入れるの忘れたんだけど一品目の前に白ワインが提供されていた。で、メインの前に赤。なんでこんなにワインがもらえるのか?よくわかっていなかったが、ちょうど食事を始める前に2号とこういうところで食事する時にガブガブ飲んじゃ意味ないじゃん。シャンパン+白+赤一杯ずつ料理に合わせて飲むって事が出来たらいいよねって話してたら自動的にこうなっていたという訳。でもこれが一体有料なのか?無料なのか?よくわかっていない。シャンパンもらう時にお店からのサービスですとは言われたが、特別なサービスか?誰でも同じサービスか?わからなかったので。でも出てきたものは飲む。有料であろうが無料であろうが別に構わん。ちょうどこんな風に食事しながら飲めたらいいねって言ってた事が現実になっているのだから。

左は鳩。2号のコースではメインを二種類から選べた。もう一つはビーフだったんだけど、右の1号コースはビーフ決定だったからあえて2号には鳩にしてもらう(決定権1号。値段表記ありなもんで)。二つとも目の前でソースをかけてくれる。1号のビーフはほんのりとしたチョコレートの風味が広がる味。嫌な甘さでなくとてもおいしい。2号の鳩は意外とスパイシーなお味だった。

これチョッと甘めなお酒。ここから食べながら打ち合わせとなったので何がなんだかわからない状態で話す食べるとなったので詳細が不明。そー言えばこのお酒が出てきた時にもう一品お口直し的なチーズっぽいプレートがサーブされた。これ↓

葉っぱの様なものはキャベツだった。少し酸っぱい系の。

左はフルーツの盛り合わせの中にさりげなくアイスなどが入っている。そして上にちりばめられているピンクの花びらは食用の桜の花びらなんだって。日本から買い付けたって言ってたけど日本にこんなのあるの?右は華美なデコレーションですが中に白いタピオカが入っていてイチゴと混ぜ混ぜして食べます。これも食べる時にはブジュアルになりますがおいしいです。

もうお腹いっぱい状態で最後のコーヒーにたどり着く。そしてコーヒーのつけあわせがまた笑。これでもか!っといろんなものが出てきます。
このお茶菓子やさっきのパンはお向かいのカフェで販売しているようです。って事で行ってみた。

とっても小さいスペースですが、何席か席はある。

こーんな感じで商品が並んでいます。2号は最初に出てきたパンがかなりお気に入りだった模様で買おうとしたがすでに売り切れ。とりあえず1号はこの幸せを他のスタッフにもおすそ分けしないと!と思い、皆さんに販売しているパンのお土産を購入して幸せ一杯な気分で台北に戻ったのでありました。が、台北に戻ってからブルーな別の打ち合わせとなり、その後14号とビールを飲みまくるという昼の穏やかな時間がウソのような夜を過ごしたのでした。
<基本データ>住所:台中市西區存中街59號
(新幹線の台中駅からタクシーで20分ぐらいでした)
TEL:04-2375-3002
営業時間:11:30~14:30、18:00~22:00(月曜休み)
<コーディネーターのちょっとひと言>台湾にこんな素敵なレストランがあったとは!?ってレストランですよこれは。正統派フレンチとは若干違うかもだけど、こちらのシェフのこだわりは台湾の食材をなるべく取り入れて、素材の味を生かしたフレンチを作るだから、こういうフレンチでいいと思う。台北に住んでいる皆さん、わざわざ台中まで行って、このレストランで食事して台北に戻るは絶対にアリな場所です(高雄や他の場所からももちろん同じね)。1号マジ惚れ込みました。食べる順番にインパクトも含めた味の変化をちゃんと考えて下さっているという事と、どれもおいしいと単純に思わせてくれる所、更に最後はお腹一杯な感じにはなるけど、一品一品の量はちゃんと女性でも食べきれるように計算されていると思う。食に対するこだわりはシェフがお客様の方を見て考え抜かれているという事が食べるとよーーく伝わってくる。そして何よりもお気に入りなのがサービス。これ変な言い方かもしれないんだけど、1号の中ではお店のサービスって中の上だと思うんですね。ただ上の下より、中の上の方が自分の中ではお気に入りっているひねくれ紹介。理由は上レベルってはじめっから上から目線な固いサービス。さもなくばロボットがサービスしているみたいな感じ?でも中レベルって人間の温かみがあるサービスありって事での中レベルという考え方なので、特別ビシってしている訳ではないけどサービスとしては洗練されている(ちょっと男子のユニホームのパンツのシワシワ感はちゃんとした方がいいと思ったがあれは素材が薄いからだろうと納得)。カジュアルで上質のサービスって1号のような人にはツボ。台湾で食べ終わってないのに下げられたり、食べる人のペースを全く無視したサーブをされたりというような経験しかなかったからこちらのレストランのサービスって本当にゲストを大切にさしているなって体感出来た。ちなみに食事をするのに絶対3時間はかかります。っていうかそれぐらいの時間の余裕を持った状態でお食事を楽しんでもらいたい。カジュアルなスタイルでの入店問題なし。とりあえず今回行った時にはギャーギャー騒ぐ人はいなかった。で、例えばだけどお皿の音を若干させてしまったとしても別に気にしなくていいような雰囲気であるので、一般人のプチ贅沢っていう感覚で食べに行けるレストランなので皆さんも是非ご体験を!メニューは二カ月~季節により一回チェンジって感じみたいなので、1号今度は夏に行きます(2号以外の方を希望します笑)。
最後にあの謎の?ワインサービスはもちろん本来は有料ですが、仕事で訪問しましたので、申し訳ないのですがこのドリンクだけサービスして頂きました(どうやら2000元の三杯セットを頂いていた模様)。それでも相当な金額サービスして頂いちゃって。。。。感謝。
お薦め度★★★★★★(もう∞レベルでお薦めしたい)
また行きたくなる度★★★★★(絶対誰もがまた行きたくなると思う。スーパーセレブにとってはちょっと物足りないかもだけど、心地よいカジュアルさが病みつきになる)
(担当特派員:TOP1号)
ランキング参加中!愛のポチリをお願いいたします。
