またまた久々訪問シリーズ。ここに行ったのも10年以上ぶり!見事にあまり変わっていない。まあ素朴な街であることがここ埔里の良さですからね。

ココはどこ系の写真ですが、埔里は紹興酒と美人の街として台湾では有名。なぜ?水の質がいいからということ。いい水があるところには美しい女性とおいしいお酒があるってことらしいです。でも入り口からなんかデコレーションしてるわけではないから普通に工場に入るとそこが紹興酒工場ってわけ。

もちろん仕事で訪問しているので、紹興酒工場の内部を再び訪れたわけですが、我々は紹興酒がどうやって生産されるのか?を知る為に訪問しているにもかかわらず瓶のリサイクル生産ラインから見学。ハッキリ言ってどうでもよい。でも見た。で、今度は紹興酒を瓶に詰めるところに案内される。これもどうでも良い。が、見た。で、終了。えっ??これだけかい。なおここにたどり着くまでにオフィスでご挨拶とかそんな事の時間が異常に長い。さすが公務員さまがお働きになっている施設であらしゃいます。

紹興酒がどうやって作られるのか?が、知りたいわけですよ。だから教えて下さいと話して今度はこの施設へ。そしてまるで理科の実験のようなアイテムが出てきて説明される。ここは化学工場か?前別の施設でも説明してもらったことがあったけど、うるち米に紅麹を加えて発酵させて作るって言う事を、そのブレンド方法からご説明頂きました。なんか麦もプラスしているって言ってたけど。お酒の造り方とかぶっちゃけ全然わからないからいくら説明してもらっても覚えられないのが1号クオリティーでもある。

で、一通り説明が終わって頂いたものが何故かご飯(笑)。あの~~紹興酒の取材なんですが・・・。赤麹漬け肉を使ったどんぶりをいただく我ら。

やっと酒工場らしいところに連れて行ってもらったよ。まあねかせてるだけの場所だけどこの写真がないと工場来た的な感じにならないジャン的な場所。更にその奥には高級紹興酒を試飲できる特別コーナーがあってそこでやっと試飲に。なかなかもったいぶってくれる。

最後に一般客の人たちが購入する販売コーナーへ。やっぱり値段的には安いみたい。ただ相当観光客も来ているらしく売り切れも多い。最後になんとなく紹興酒工場だここは!とわかるオブジェをパチリで終了。
お酒の工場の取材って結局流れ作業のところの施設を見たりとかするしかないから、あんまり特別感ってないよね。ワインみたいに足で踏んづけて作るとか、お酒みたいになんかで会社もじみたいのでかき回すみたいな特徴があったりするといいかもだけど紹興酒って、カメの中にいれるお酒のベースが出来たら(それをどうやって作っているか?いまいちわからんが。そこに本当は秘密があるかもしれない!)それをバキュームカーのホース見たいのでカメに流し込んでそのまま寝かせてハイ終了~的な作り方みたいだから。
<「埔里酒廠(紹興酒工場)」基本データ>住所:南投縣埔里鎮中山路二段219號
(台湾高鉄「台中」駅から車で1時間ぐらい。なんか昔より早く行けるようになっている。すごい高いところに道路がある快速道路的なワープ道が出来てた)
TEL:049-298-4006
営業時間:月-金曜08:30-17:00、土、日曜、祝日-17:30
*入場料はかからないので誰でもプラッと進入可能

で、次はいきなりぶっ飛んで紙漉き工場。これも水が綺麗ってことからここが有名になっていったとのこと。水の質を良くすることで産業が発展するってことでもある?いきなり役人目線で見学。

ここもプラッとは入れちゃう。で、実際紙漉き体験とかも出来るんですが、実際の生産ラインの中にその体験場所があったりするから、ここで働いてるスタッフの皆さんは気が散るだろうなぁなんて全然関係ない事を考える。こういう場所ってちびっこいとおおし。台湾の子供って遠慮なしでやりたい放題な子供が多いからホントうるさい。ここある意味文化施設だよね?

紙の原料とか実際裏で栽培されてて、どんなものを使ってるか紹介するコーナーもあり。なかなかしっかりした施設です。

もちろん紙で作ったいろんな商品を販売している。一部紙すきたいけん流れで作れるものもあり。

だけど大人組な1号は、こっちの方が気になる。紙漉き工場の横にある別の施設なんだけど、高級な半紙とか販売しているコーナーはうるさいガキも来ないから大人専用コーナー。注目はインテリア用の紙。いろんな色の紙を組み合わせて作ったなんだかイケてるデカイ紙とか売っててちょっと欲しくなった。更に紙といえば筆でしょ。ここには竹で作った万年筆のような筆が売ってる。竹の先っぽにインクをつけてサインみたいな感じで使われるもの見たい。なんか中世のヨーロッパ的な時代に鳥の羽の先っぽでおんなじ事してたるみたいな感じ。これ使ってサインとかしてたらなんかイケてる大人風。これお土産にお薦め!
<「廣興紙寮(紙工場)」基本データ>住所:南投縣埔里鎮鐵山里鐵山路310號
(紹興酒工場から車で15分ぐらい)
TEL:049-291-3037
営業時間:08:30-17:00
*ここも入場は無料。ただ紙漉き体験は作るものによって料金が違う。100元ぐらいからあるし、時間も60分から120分までさまざまなので現場でご確認を。

そして今度は花料理っていうものを提供しているレストランに来たわけだ。埔里は花の生産地としても有名なんですね。で、食べたのは現地の郷土料理。埔里には大きなレストランが基本的にないので、なんかのイベントとか団体ツアーなどみんながここで食べている模様。しかし紹介するのは花料理ではないのはなぜ?(笑)。

食べきれないぐらい一杯出してくれていろいろ頂きました。団体ツアーとかの飯だとどうしても安いもの的な感じですがここの料理はどれもしっかりしてる。さすが政府の要人たちもここで食事してるだけのレベルはある。

左の写真は紙の上にスープの出汁となる材料がのせられていて、鍋にそのまま入れて味付けというワイルドだろ~な作り方で作る。肉もしっかりとご当地名産の和紙でコーティングしてテーブルへ。埔里LOVEな演出がてんこ盛り。

緑のスープにはシラスのデカイサイズの魚が入って、サツマイモの葉っぱを細かくしたものが入っている(緑の材料は季節により変わるらしい)。こういうスープに弱い1号はおいしく頂きました。この花食べれるのかな?聞くの忘れた。早速聞いて見た⇒食べれる。が、今の時期はハスの花がないからない模様。これは郷土料理として紹介してるけど、れっきとした花料理だったのだ。裏メニューが表に姿を変えて登場。それにしてもこの大盛りきのこ鍋。キノコ一個一個のサイズが巨大。やっぱいい環境で育った農作物は違うんだなってみてわかる。しかもうまそうでしょ(実際ももちろんうまし)。で、デザートがなんかこれまた高級風。パッションフルーツで作ったお餅。大河ドラマで篤姫が食べてた的なデザインになんだか和を感じた。
やっぱり産地で食べるからこそこういう新鮮で、素材の味を生かしたうましな料理をいただけるのでしょうね。ここは埔里来たら絶対寄らないとって感じ。お値段的にはさっきの緑のスープが1000元、キノコてんこ盛り鍋960元、紙で包んだ豚の角煮650元とかちょっと高めな感じだけど、これ6人ぐらいで全然シェア出る量だから、そう考えたらそんなに高くないんじゃないの?少人数ではちょっと厳しいかもだけど・・・・。味は普通の中華とはちょっと違う。何だろ?味の素が使われてないからかな?素材の味が生かされてて、味付けも比較的あっさり系の醤油味がベース。このレストランに到着する前に例えば3日間ぐらい中華三昧でここにきて、また中華!って思いながら食べても全然食べれる感じ。それぐらい違うと思ってもらっていい。
<「金都餐廳」基本データ>住所:南投縣埔里鎮信義路236號
(紙漉きからここも15分ぐらいかな?街自体はめちゃくちゃ小さいからそんな移動時間はかからない)
TEL:049-299-5096
営業時間:10:00-14:30、17:00-21:00
<コーディネーターのちょっとひと言>「埔里」って場所的にはいまいち地味な感じはぬぐえないが、結構観光素材としてはいいもの持ってる場所からお薦めな場所です。ただ個人旅行でここに行くとなると移動が面倒だったりするからあくまで車あり的な環境での話だけどね。実際日本の皆さんは「埔里」って聞いてもどこにあるのか?わからないと思うんだけど、日月潭っていう場所と、新幹線の駅のある台中って場所の間なので、日月潭に行く途中にここに立ち寄って観光して、日月潭に泊まる的なルートが最もいいかと思う。が、こういうルートは旅行会社がツアーで組むところだと思うので、自力で行こうとしたら結構大変だよね。観光に力を注ぐなら、個人旅行でも観光可能な交通アクセスの整備がまず先に必要だと思うが、公共交通機関を使ってあちこち回るって事が出来ないのが難点。もったいないお化けが出てきそう。ずいぶん前からこの街をPRしている訳だから、最低限こういう部分の環境は整えましょうよってお上に訴えてみる。何か所か台湾には紹興酒工場があるけど、やっぱりここで作った紹興酒が一番うまいというもっぱらの噂。中国でももちろん作ってるけど台湾の方がうまいという都市伝説もあり(根拠なし)。紙はさ、習字とかやってる人にはたまらないだろうね。そしてどうやって持って帰るかは別として、インテリアにも十分なるものが結構売ってたから行ってみる価値あり。レストランも讃!ただ花料理はあるにはあるが何故かメニューでは紹介していない。裏メニューなの??いずれにしても素材重視だから今回紹介したメニューも行った時にないかもしれないけど、そのあたりの事情はよろしくどーぞってことで。
お薦め度★★★★★(観光地として十分な魅力ありだと思うからね)
自力で観光出来ない度★★★★★(これは他の場所にも言えることだが、どうしてこういう部分の環境整備をしないのか?わからない。PRに金かける前にここだろ!って思うんだけどさ~)
(担当特派員:TOP1号)
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