時は午後4時半、気温は32度ぐらい、ちょっとふらふらしてきた私が訪れたのがこの温泉施設です。見た限り、建物は關子嶺の中では、1、2を争うぐらい立派です。もし、前、紹介した「統茂温泉会館」は關子嶺を牛耳る王様とすると、今回の「景大渡假莊園」は、優雅な王子様のような存在です。(わけわからないたとえでもうしわけありません汗)さてと、熱中症になりかけそうな私のことをさておき、気持ちいい汗を流しに行きましょう!

景大渡假莊園は關子嶺上の温泉エリアに位置し、メインストリートからちょっと外れたところにあります。道のところどころには、写真と同じように施設の看板が飾ってあるので、迷子になる心配は不要です。

こちらはロビーの外観です。日帰り温泉の利用も宿泊の利用もここで受付をします。中はロビーとレストランが入っています。施設の駐車場は二ヶ所あります。先ほどの坂に上る手前は1ヶ所(下)、あとはロビーの前にもう一ヶ所(上)。早い者勝ちなので、上の駐車場が一杯になったら、下の駐車場に誘導されます。
「え~温泉に入る前、坂を上って汗をかくなんて嫌だ」という方に突っ込まれないように、ゴルフカーが用意されています。こちらのゴルフカーで楽々受付にいけます。(実は下から登っても大した距離はありません。徒歩約5分~7分)上の駐車場は満席。下の駐車場は7割ぐらい使われています。さすが王子様~

ロビーは広々としてソファーが真ん中に置いてあります。ここで担当の方と待ち合わせの予定だったが、20分が過ぎても出てきません。ソファーに座って待っている間に、壁面の中に嵌め込められたストーブに気付きました。ストーブはたぶんただの飾りで使えないでしょう。使えるとしても使う機会はないでしょうと囁いた私は、余計に暑くなりました。南国にストーブ?う~ん、どう考えてもミスマッチですよね。ちなみに、大浴場(水着着用)の費用は平日の場合、大人350元、子供(100~150CM)200元。土日の場合、大人450元、子供(100~150CM)200元。

25分ぐらいが経ち、やっと係りの方が迎えに来て大浴場の所まで案内してもらいました。施設は広いとはいえ、心が小さいお客に気を使わないとだめですよ笑。こちらはタオルを無料で提供しません。持参忘れた方は大浴場の受付で購入できます。湯上がって小腹が空いたら同じこの受付で、お菓子とカップラーメンも買えます。受け付けの向かい側は水着売り場があります。ある意味で手ぶらでこの温泉施設に来ても大丈夫です。

こちらの温泉風呂の紹介です。ここは、とにかく風呂のバリエーションが豊富です。お客様によって適温がばらばらなので、違う温度の風呂がいくつか作られています。ここには、左側から16度の冷泉(泥が入っていません)、37度、39度の風呂が羅列されています。

温度が一番高い風呂は43度と40度ぐらい風呂が隣り合わせされています。見た感じは、こちらの風呂は狭いですが、一番、人が賑わっています。おそらくこの温度が一番気持ちいいんでしょう。

普通の泥泉と冷泉のほかに、薬草風呂とヒノキエッセンスオイル風呂の変わり種もあります。薬草風呂を見た瞬間に台湾の名物「仙草」(薬草ゼリー)を連想しました。薬草風呂の中で泳ぎながら、薬草ゼリーを食べているバカな自分を想像しました。ヒノキエッセンスオイル風呂はその日あんまり人気なかったです。しばらく待っていたのですが、なかなか使う人は出てこなかったです。結構いい匂いするのに、なんで使う人はいないんでしょうか?

こちらにもドクターフィッシュ風呂があります。みんな気持ち良さそうに入っています。子供たちはやっぱりそのくすぐったさに耐えなく、すぐ風呂から逃げたり、おそるおそる脚を入れたりしていました。

スチーム室は受付のゲートをくくり抜けたらすぐそばにあります。中は非常に狭くてその日はちょっぴり押しくら饅頭状態でした。ジャグジースパもついています。ジャグジーが強くて水が通路にこぼれるているんですけど…

風呂エリアを見回ったら、温泉施設の2階に脚を伸ばしました。2階は女性の方が喜ぶパックエリアです。

パックは緑豆、リンゴ、泥の三種類あります。緑豆パックは殺菌、消炎、ニキビ防止、肌の引き締めの効果があります。リンゴパックは潤い、保湿の効果があります。泥パックは、角栓の除去、毛穴の縮小の効果が挙げられます。

パックゾーンの前には、フィットネスゾーンになっています。「身體搖擺機」と書いてつまり、体を左右に動かしてくれる機器です。日本だとこういった機器は金魚運動器と言うんでしょうか!?ちなみに行った時に、大の男二人が並べて気持ち良さそうに揺らされていますが、そのぷよぷよの肉体をまだ醤油煮込みされていない角煮に見えた私が気持ち悪くなって最短時間で写真を納めてから目をそらしました。

遠赤外線脚温器!?見たこともない、聞いたこともない機器が登場しました。見た目は小学校のテーブルと机が合体されたようなものです。もし、本当に温まれるなら、冬に家にほしいです。

帰り際に、通路で、親子のはしゃぎ声が耳に入ってふと見てみたら、まさか、温泉施設の中に懸垂があるとは!?温泉施設の中にあっていいのか悪いのかイマイチわからないんですけど、ちょっと危ない感じがします…
<基本データ>住所:台南市白河區關嶺里56號
(高鉄の「嘉義駅」からタクシーで40分、台鉄の「新營駅」から、新營客運のバスで約40分)
TEL:06-682-2500
大浴場の営業時間:09:00~22:00
<TOP10号のちょっとひと言>場所的にはメインストリートから外れ、位置的には不利の要素があるにも関わらず、温泉客はかなり入っていました。そんなへんぺきの所に人はちゃんといるのかなと、心配していたのですが、勝手に心配した私がバカでした。設備に関しては、おそらく關子嶺温泉の中では、一番豪華だと思います。設備の中に非常にバリエーションがあって子供たちに喜ばれそうです。ここなら、半日ぐらい過ごせそうです。1つの風呂に10分浸かるとしたら、中には、約10風呂ぐらいあるので、浸かるだけで1時間40分ぐらいかかります(なんというあほな計算の仕方、汗)パックエリア、フィットネスエリアの利用時間とかも加算されたら、簡単に2時間を超えちゃうんですね。
お勧め度 ★★★★(温泉設備はもちろん申し分はないですが、とにかく、利用客は皆が幸せそうに微笑んでいる!利用客から発した楽しそうなオーラをすごい感じ取りました。そんなに褒めているのに、なんで★4つだけ?理由は下記をご覧になってください)
サービス精神度★★★(ロビーで25分ぐらい待たされた私は、「申し訳ございません。大変お待たせいたしました」(基本版)「申し訳ございません。大変お待たせいたしました。よかったら、まず当ホテル特製のオレンジジュースで喉を潤してください」(妄想版)というやり取りを担当の方に期待していたのですが、案内係りの方が「すいません、こちらへどうぞ」と淡々と言ってきただけです。う~ん、ちょっとちょっとという感じですね。基本版をやってもらわなかったので、ここで★二つ没収。そう!私がその心が小さい客でした!なにが!?)
(担当特派員:TOP10号)
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