秘境温泉へようこそ!相変わらず普通じゃないところを旅する1号。今回は再び体力勝負の天然温泉へ。紹介したって誰もいけないんじゃない?なんて事はお構いなしでブログにアップするのが台湾コーディネータ情報発信局的台湾紹介。

台北から温泉の入り口までは車で2時間30分ぐらいでしょうか?もっと遠いと思ったけど意外に近い。

近いが、最後はこんな山道をひたすら走る。山道の入り口までは一時間30分って感じ。

途中狭い道や何だか急に広い道などガンガン進むのです。

質問①コンビニはありますか?⇒はい、あります。山道の入り口から15分ほど走ったところにHiLifeっていうコンビニございます。トイレもある。BUTこんな入り口付近なのにここがラストコンビニ。ここを逃したらなーんもないのでご注意を。
質問②山道は危なくないですか?⇒危なくないわけないだろ!時にすれ違えないだろうと思われるような道幅もあり。更にはたまに落石も。
質問③迷わないですか?⇒基本一本道なんだが時に分かれ道が。ここで選択をミスるととんでもないとこに行く。故に迷うにきまってる。このあたりに熟知したドライバーを雇うべし。ちなみにカーナビは何の役にも立たず相変わらず道のないところを走っていて(宙に浮いている)迷走を繰り返す。信じられるのものは己のみ状態。

さすが我らがドライバー小黄。無事に到着したっぽい。

駐車場あるじゃん。ちなみに管理している人はいないけどなぜか駐車料金1台100NTD。こちらの部落の方たちに捧げる上納金だと思え。

トイレは「ない」より「ある」方がいい。女子も利用可能(忍耐は必要)

説明ボードあり。碳酸鹽泉とは何?弱アルカリ性炭酸泉のような感じでしょうか?(どっかにこんな風に説明されていた)まあどんな温泉でも泉質聞いてピンとはこないから何となくでいいっか。

いよいよ温泉への旅スタートです。横に写っているのは我ドライバー小黄。

スタート直後は延々と続く農道をクネクネ歩く。強烈下り坂。角度は45度とみた。

ここまで10分。すでにモモがプルプル。獣道スタート

しばらく歩くと階段登場。

一段ずつの高さなどがマチマチ。すでに汗だくで足が厳しい。ただ引き返せないし行くしかない。

階段下り始めて15分。すでに戻りの事が心配になっている時になんじゃこりゃ系ロープ登場

過酷なファイト一発状態で降りる。

やっと川が見える。素敵なバスクリンブルー

おいおい、綺麗じゃないか

遠くに人が・・・。あれか??行ってみる。

温泉見えても超ミニ獣道は続く。進む

今度はハシゴだよ。モモプルプル状態でここを降りる。かなり危険。ハシゴ2個ぐらいつぶれてる。

ね、曲がってて使い物にならない段がいくつかあるでしょ?そこはパスして腕の力でなぜか降りる。何の為のハシゴ?笑

滝じゃん。なんというすばらしい景色。もう目と鼻の先だが行く手阻まれる。どんな状態?

こんな状態。ロープを伝って渡らないと行けん。どうする?もちろん行ってみる。BUT水着じゃない。いいよ膝までまくれば。

この先にビーサンが流れた。川にマイビーサン捧げる。以降裸足のゲンとして温泉徘徊。滑る。大変滑る。危険。ここでワンポイントアドバイスです。ロープから離れたエリアは穏やかで何の問題もなし。ってことでここに来るなら水着で来て泳いで対岸に渡るべし。ロープ伝いでも5歩ぐらいで渡れるが絶対にずぶ濡れ。どうせ濡れるなら泳いで渡るがカシコイ(漢字でない(涙))選択

左の滝の当たりなんかかすんでるのわかるかな??上から流れてきてるのが温泉なのだ!穏やかに入浴を楽しみたい方は右の勝手に作った岩風呂に入浴願います。温度=ぬるい。水が混じっているのだから当たり前。

滝=修行は当たり前の法則。現場で出会った温泉達人、修行を見せてくれる。ちなみに頼んでいない。この滝に行くには温泉が滴って流れる斜め岩を歩いて渡らないとならないが、岩が濡れる=滑るでかなり危険。ここは裸足やビーサンでは対応できない。温泉の達人に秘密を教えてもらう。後で紹介しましょう。
こんな素敵な温泉みたことありますか??ちょっと感動の秘境。しかも人も少ない!秘境温泉好きにはたまらないシュチュエ―ションが揃う温泉なので来る価値ありです!ちなみに流れてくる温泉かなり熱い!水と混ざってないと当然入浴不可。
このオアシスにずっといたいと思ったが戻らねば・・・。しかし戻るのには勇気がいる。なぜなら

当然こうなるから。あの下り具合を見れば一目瞭然ですね。しかし自力で登らないと帰れないのであります。頑張って歩く。下りは30分だが、登りは確実にオーバー30分。

しかし裏技があったのだ。山道の途中に二か所ほど看板あり。そこには遊客叫車0933●●●●●●の文字が。これは神到来か??電話してみる(したのは皮靴で下まで行ってしまいボロボロになったドライバー小黄)。そしたらこの車に乗った地元の方現れる。で、荷台にに乗る。荷物のように運ばれる。いいそれで。下る時に歩いた農道部分を一気にワ―プで駐車場に到着。神よ!

ボロボロになった1号&靴もボロボロ身体もボロボロ小黄はボロボロのまま帰路へ。途中で再度写真撮ってみる。これスタートしてから15分後。その後小黄に会ったのは2時間後の台北市内。ありがとう小黄!
おまけです

温泉へ向かう獣道で水の流れのする方を見ると見える煙。これはまぎれもなく温泉の煙なのだ。これは山火事が発生しても気付けぬ。
以上1号秘境レポートでした。
<基本データ>住所:桃園縣復興郷新興部落
TEL:なし
開放時間:24H
<コーディネーターのちょっとひと言>温泉天国台湾。温泉が一杯ある=素敵な温泉も行きたいが、誰も知らない秘境にも行きたいのが人間というもの。その飽くなき追求心をかなえる為探す⇒見つける⇒見つけたら行ってみる⇒自らが身体をボロボロにしてでも現場をチェック⇒ボロボロになるがお約束。取材先興味津々なドライバー小黄その後も運転。横で1号爆睡。それもお約束(汗)。しかし大変な思いをしてでも行ってみる価値があるぐらいの美しい風景があるので是非行ってみて頂きたい。この温泉入口まで自力で行くのは150%困難なのでドライバーを手配しましょう。さて行くとした場合のアドバイスで最後は締めてみようと思う。
①水着着用は必須。到着後ツルツル岩を歩くことになる為滑らない用シューズ(アウトドアショップで売ってた)などを持って行くように。ない場合は靴下でもOK(らしい。温泉達人のアドバイス)
②農道は現地在住の神を呼ぶこと。看板に電話番号あり。なぜか簡単な日本語を話せる。車乗ったら一人片道100NTDね。
③一杯荷物を持って降りる時は現地在住ポーターを呼ぼう。神に相談すれば手配OK。1日1000NTDで荷物持って下まで行くってくれる。どうせなら俺を運んでくれ!(未相談。可能か不明(笑))
④駐車場の上になぜか蠅が一杯店内にいるよろずや的店あり。これまたビックリだが巨大冷蔵庫の中に冷えたドリンクがいーーーぱいある。北京語通じるが、おばあちゃんの言っている北京語わからん。理由=歯がないから。でも買い物はOK。
⑤安全面のアドバイス。ここ川の横なので毎日水かさが違います。更に例えば下は晴れてても山の上で雨が降ったりすると鉄砲水の様な状態で一気に水かさが増す。なのである意味命がけで入浴しないとならないのです。この温泉に入浴している時には常に川の水量をチェックする事をおわすれなく。すこしでも増えたな?って思ったら速攻で撤収するように。少なくともハシゴの上までは逃げないとダメですよ!
⑥険しい道は30分ぐらいなんだがホントきつい(神に送迎をお願いしなくてもまあこんなもんで行ける)。ちゃんと運動してから来ないと・・・・・大変なことになりますよ。
お薦め度★★★★★(ここまでのアクセスは別として正直かなり感動した)
秘境度★★★★(道が舗装されている等で考えればかなりの人がここを訪れていると思われる(のでマイナス★ひとつ)。温泉達人曰く、週末はかなりの人になるとか。朝10時前に来れば殆ど人がいないよっていうお言葉をいただきました)
(担当特派員:TOP1号)
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