微風シリーズは続く・・・・。前回は
微風台北車站、今回は「微風商務旅館」というホテル。でも火曜日の場所とは何の関係もないのが台湾らしい。台湾の方「微風」がお好きなんでしょうか?

国賓大飯店(アンバサダーホテル)の横のセブンイレブンとの間の路地を怪しげな方向に入っていった場所にこのホテルはあります。ホテルですがかなり小さいです。ちなみにこの道の中に台湾人用クラブ(妖精がいる店)があり夜中でもちょっと怖い。絶対に組関係の方がいる。酔っ払ってたりするからぶつかったりしたら相当やばいぞ。要注意。


こじんまりしたホテルですからもちろんフロントもこじんまり。でもデザインはなかなかだぞ。

ねっ。雨が降っているかのようなスダレが(笑)
早速お部屋の紹介を開始といたしますが、こちらのホテルなんと20ルームしかございません。そんでもってツインルームはないのであしからず。

まずスタンダードシングル。狭いか狭くないか??っていったらそりゃぁ狭いよ。ドアを開けたらすぐベッドぐらいな感じ。



これは全部の部屋共通。狭いがセーフティーボックスはある。お飲み物セットはそれなりの充実だが冷蔵庫の中のドリンクはこんだけ。まあ、あっても飲まないのが一般小市民のスタンダードだから問題なし。タダ水もあるし、ネットは有線、無線LANどちらでもどうぞ。ちなみにタダらしい。

スタンダードでもしっかりバスタブがあるのは珍しい。
客室のベッドの大きさとか全然他の部屋の部屋とかわらないからバスルームの違いだけご紹介しましょう。


デラックスのバスルームのシャワーはこれ。シャワーブースが登場し、横位置から攻撃してくるシャワーも完備。皆さんこのシャワーは全力で使っているのでしょうか??更になぜか503号室のシャワーブースのみスチームサウナとしてのご利用も可。
続きましてVIPスイート

もちろん部屋も広くなる。スーツケースを広げて倒してても問題ない。

バスタブはこんな感じでゆったりつかれるぞ。

そしてシャワーブースのシャワーは上からボタボタたれてくる雨だれ式と、どっかのホテルでテレホン式シャワーと訳されていた動かせるシャワーのダブル。ちなみにこのテレホン式シャワーもとい動かせるシャワーってなんて言うの??この日本語が実は知りたい今日この頃


どっかの家のダイニングのようなミーディングルームもございます。朝食はモダンでスペーシーなこちらのカフェでお楽しみください。
こんな感じの全20室。内訳はスタンダード6ルーム、デラックス8ルーム、VIPスイート6ルーム。これしかホテル紹介がないから今日はここのホテル紹介を利用しながら、台湾のホテルに泊まる際の注意事項やアドバイスをしてみようと思う。

まずこちら。何の変哲もないトイレットですが、左側に蓋のないゴミ箱がございますね?通常であれば姫君のみがご利用の蓋付きゴミ箱が日本人にはオーソドックスですが、このゴミ箱を台湾では違った使い方をするのです。台湾人の大部分の方々が用を足した後のトイレットペーパーを流さずにゴミ箱に捨てるのであります!従いまして蓋なんてあったら捨てにくくてたまらないのでオープンで意外と大きめ。大でも小でも関係ありません。流さないのです。何で??それは下水環境があまりよろしくない為簡単にトイレが詰まるから。逆流を恐れみんな外のゴミ箱に捨てるのが普通になっていった・・・という歴史のようです。実際現在でも良く詰まる。1号らの会社のトイレも頻繁。そのたびに大家とバトルを繰り返しています。大家の主張=1号らが壊した!。あのね、どうやってぶっ壊すんだよ!!でも流しちゃいけない訳ではないのでご安心ください。流したければ流せばよい。ただし・・・詰まるかもしれないぞってことでございます。ホテルの部屋は自分達のスペースだから入ったときに紙がてんこ盛りってことはないけど、公衆トイレなんかだとエントリーした段階であふれかえるほどの紙がぶち込まれている映像を目の当たりにすることもあると思いますが、そういう事情でそうなっているっていうことを覚えておいたほうがいいでしょう。

さあ次のびっくらはこれ。→で指しているものおわかりですよね??そうこれは「コンドーム」。堂々とベッドの脇においてあります。こんなものが客室にある=ラブホテルと思ってしまうのは1号だけかもしれませんが、それはここ摩訶不思議な街台北では間違えた概念でございます。良くありがちな日本人お怒りバージョンの巻。
「知り合いの台湾人に安いホテルの手配を頼んで予約してもらったホテルに行ったらコンドームが客室においてあるようなラブホテルを手配されててむかついた」
うーん。気持ちは痛いほどわかるんだが、この方の主張があっているとも言えない。コンドームうんぬんの前にだったら自分で手配しろよって感じになっちゃうのですが、それは1号が言いたい論点からズレていくのでこの主張の中のこの部分に注目してもらいたい。
「コンドームが客室においてあるようなラブホテル・・・」
実はコンドームが置かれているホテルはここだけではない!他のホテルもあるのです。それを枕元に置いているか、引き出しの中に入れているか、別のものに混ぜてそっと置いているかの違いはあるけど・・・。でも日本だとコンドームがあるホテル=ラブホテルって発想が常識なのも確かなので、1号もよく取材とかでホテルに行った時になんでこんなキレイなホテルなのにコンドームとか置いちゃってるんだろうって思ってホテルの人に聞いたことがある。そしたらなんと役所が必ずコンドームを宿泊客に提供!って指導してるんだって。しかもそれは規則で決められているらしい。故にゲストに見えるか見えないか?の問題は別として置いてあるホテル=まじめで優秀なホテルなんだということだ。
ちなみにこんな、ホテルに泊まる=S●Xみたいな印象を与えかねないルールをどこが作ってるんだろう?っていう事が迷探偵1号としては気になるところだったのでとことん調べてみたところ・・・・ルールを作っている機関は「衛生署疫病管制局」という政府管轄の役所で、コンドームを置かなきゃならないルールは「愛滋病(AIDS)防治法」という規定に基づくもの。更に突っ込んで聞いてみた。例えば・・・リージェントとかシェラトンとか有名なホテルにはコンドーム置いてません、Aホテルにはある、Bホテルにはない。これはホテルがどうするか決めればいいの??の問いかけに対しここの役人は「今はまだ強権発動せずに見てるが、そろそろ徹底させる!」と言っていた。部屋に置いておかなきゃいけないのか??って聞いたらこの人は「部屋に置かなきゃいけないというルールはないが宿泊客が必要な場合は無料で提供しなければならない。故にフロント、ハウスキーピングにはいつでも提供できるよう用意していなければならない」とのことです。とりあえず台湾では「品質、安全性」はまったくわかりませんが、ホテルに泊まっている方ならいつでもタダでコンドームゲットできるということでございます。以上、現場から1号が事件の真相についてレポートいたしました(笑)。
<2010.12.28追加情報>
バンクさんからコメントいただきました!ありがとうございます。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この当時の記事と異なるのは2点(205号室です)
1、コン○ームは無かったと思います
2、浄機付暖房便座が付いてた(Panasonic製)
なんちゃって英会話で、トイレに紙を流しても可能である事を確認しました。
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ってことで本来はこんなに熱く語っているコンドームネタはカットとなりますが・・・とりあえずバンクさんからのコメントを掲載させていただくことでこの記事も残させてもらいます。すんません。
<基本DATA>住所 台北市中山北路2段77巷17-3号
(MRT淡水線雙連駅から徒歩10分ぐらい)
TEL 02-2563-3369
部屋数 20ROOM
HPアドレスは
こちら*ランドリーもあったよ!
ちなみに定価はと申しますと・・・・
Standard Single 3,000NTD 6ROOM
Deluxe Suite 3,500NTD 8ROOM
Vip Suite 4,000NTD 6ROOM
*一人で泊まろうが、二人で泊まろうが同じ料金です。朝食代も含む。ちなみにこれは正規料金だから。
<コーディネーターのちょっとひと言>なんと今まで知らずに紹介してたのですが、以前紹介した
「シティーイン」、
「HO73L」、
「アンビエンス」これらのホテルとグループだったらしい(汗)。こんな雰囲気のホテルで価格もこんなもんなら全然OKではないだろうか?いずれにしてもラブホテルではなくちゃんとしたホテルでございます。しかしホテルとは言え部屋が20ルームしかないから、シングル利用ならこのホテル全館貸切ではないか!!(笑)全館のっとりたいぐらいの勢いな社員旅行などにお薦めかもしれませんな。またそれぐらいの人数を要する撮影などにも使えるかも。結構安い料金で提供してくれるって耳元でささやかれましたから取材に合わせてご相談ください。いい料金でご紹介できると思いますよ。ただーし、狭いから機材などのスペースがない。それはお覚悟を。この手のプチホテル、ミニホテルいやミクロホテル?系の紹介をするのも雑誌のネタ的には面白いかも??最近ぷらっとちょっと台湾に遊びに来たいけど一人だしそんなにホテル代払いたくないって人多いと思うから、意外とその特集役に立つんじゃないでしょうか?なんて企画案をさりげなく出してみちゃったりしてみた。
お薦め度★★★★(値段と部屋で考えたらお徳感はあると思うが、このホテルの前の道怖いから・・・・)
コンドーム提供度★★★★★(枕元にドカンと置いてありますから(笑))
(担当特派員:TOP1号)
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