本日は昨日の士林夜市紹介の中で匂わせていた、自分が台北で一番おいしいかき氷店だと思ってる「辛發亭」をご紹介。まず店の名前の由来がユニーク。お店を始めたとき店長は生活が結構厳しかったらしく、そんな辛い情況から出発したお店ってことでこんな名前になったそうです。お店の名前にこんな由来があるなんていい名前を考え付かなかったぐらい辛かったんでしょうねぇ。
さてこの店にたどり着くのは結構大変。店の住所はあるものの、夜市エリアの中にあるわけなんで住所で探し当てるなんていうのは指南の技。士林にいる地元の人に店名を見せれば大体の人はわかると思いますが、質問なんか出来ない!っていう人の為に、役に立つかどうかはわかりませんが何とか説明してみます。この店に行く方法は二つ
①士林夜市メインストリートから行く場合は、少年街を通り過ぎて(一応「少年街→」っていうちっちゃい看板が出てます。入り口には「幸子」という店名のメガネ屋があるのでそれが目印)次の横道を右に。そのまま直進すると右側にあり。
②メインストリートを避けて行く台湾通な行き方は、MRT駅前の夜市側の道「文林路」をそのまま夜市メインストリートに入らず直進。すると右にガソリンスタンド、左に映画館があるので映画館の先の横道を左に入る。そうすると左に店が見えます。
見えるお店の外観はこーんな感じ。
早速お店に入ると人、人、人って感じであふれかえってる。4人以上の団体でまとめて坐ろうなんて絶対に考えない方がいいですよ。
ここのカキ氷が何でうまいか?そのヒミツは氷にあり。普通の氷を使ったカキ氷もあるのですが、ここでは必ず「雪片」という氷で作ったかき氷を注文しましょう。この雪片はミルクそのものを凍らせたミルク氷を使っているので氷に味がついてる。ジャリジャリした食感じゃなくてほんのりとした甘さのあるフワフワ氷。これがたまらなくうまいのです。
削るときにも氷そのものを毎回取り替えて削るから店長さんスーパーてんてこ舞いですが、このてんてこ舞いがあってうまいカキ氷が食えるってことですね。
さて実際食えるかき氷はどんな感じ??今回はコーヒー&新鮮イチゴを注文してみました。
削り方にもこだわりがあるみたいで、コーヒーはカンナの削りあとみたいな平べったい感じ。イチゴのミルクは普通のカキ氷の削り方って感じ。口の中に入れるとシュワァ~~って感じで氷がとけていく。甘さもそんなにきつくないし、めちゃくちゃ冷たい!って感じでもなくて本当うまいですよ。値段は大体全部100NTD前後。一皿一人は結構量が多いので3人で一つぐらいが丁度いいかも?って感じです。
<基本DATA>台北市安平街1号
TEL 02-2882-0206
営業時間 12:00-24:00
<コーディネータのちょっとひと言>昨日の士林同様店内はめちゃくちゃ混んでます。取材するなら14時ぐらいが本当はいいのですが、夜市撮影と一緒にってことになるのでやっぱり夜。人があふれかえってる状態での撮影となりますのでそのつもりでって感じです。でも店長すごくいい人なので取材には協力的ですよ。4月下旬から11月上旬までは新鮮イチゴカキ氷ではなくマンゴーカキ氷になります。フレッシュマンゴーがカキ氷の中に入っているので更に美味。なんと日本語メニューもあります。が、非常にシュールなメニューとなっていますのでこれもちょっとしたネタ??(この手のシュールなメニューは台湾にはたっぷりありますが(爆))。どんなメニューか?証拠をどうぞ

書体からして、どうやら日本人が翻訳したと思われるのですが、氷の種類で当店の特徴的な氷「雪片」を「ユキ」と翻訳。まあこれは訳しようがないからしょうがないかもしれないけど、何よりやばいのが玉米をポップコーンと訳しているところ。ポップコーンカキ氷って何??これはトウモロコシでしょ。でもトウモロコシ味のカキ氷もどうなんだい?って感じですが・・・。その他大豆のユキカキ氷、トウモロコシ牛乳のカキ氷など辛い出発当初に開発した苦し紛れのメニューらしき商品もあり。申し訳ありませんが、うまいというイメージを壊したくないため仕事でも食べてません(笑)。
お薦め度:★★★★★(マンゴーカキ氷の元祖「冰館」よりお薦め!)
お店のわかりにくさ度:★★★★★(旅行者の方にとっては極上の難しさではないでしょうか?)
(担当特派員:TOP1号)