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爽やかで撮影しやすいアベニュー・オブ・スター(星光大道)

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このところ毎月のように香港へ出かけています。仕事の時もあれば、プライベートの旅行も。「今の香港へ行っても大丈夫?」香港の情況、報道を見た家族や友達には心配されることもありますが、最新の状況をチェックするアプリやSNSを駆使して乗り切ってきました。

今回は日本から来る友人と、香港で待ち合わせ。友人の家族は「33号さんが一緒なら、大丈夫でしょう」と快く送り出してくれたそうです。街の中で日本の観光客はほとんどみかけず。現地スタッフが同行するビジネスマンのグループはあちこちにいました。出張NGにはなっていないようですね。空港には、ガイドに見送られる10人ほどの女性のグループがいて「ああ楽しかった」と満足そうな感想を口々に言っていました。現地スタッフやガイドがいれば心強く、問題ないといったところですね。

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しばらく工事が続き、一部封鎖していた「星光大道」アベニュー・オブ・スター。東洋のハリウッドと呼ばれる香港が生んだスターの手形が、香港島と九龍半島を挟むヴィクトリア湾を眺める遊歩道の手すりに点在しています。

工事中に誰もががっかりしたのは、このブルース・リー像を観ることが出来なかったこと。尖沙咀の東側、スターバックスのそばにあります。

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観光客が減少したというものの、目だったのは欧米人の姿。子供連れの若いファミリーや老夫婦、学生風のグループをあちこちで見かけました。日差しと散歩が大好きな欧米人、この星光大道をのんびり歩いたりジョギングしたり、秋の静かな香港をのびのびと満喫していましたよ。聴こえてくるのは広東語と英語。爆買い客のスーツケースにぶつかられることもない、返還前の香港に戻ったような落ち着いた気持ちで過ごすことが出来ました。

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日中も夜も、ここからの眺めは撮影スポットや観光、散歩に大人気です。今までは混雑の中、団体で大型バスから降りてくる観光客をかき分け、場所取りや進行が困難なことがありましたが、今なら…今ならどこでも自由自在……! ホテルも半額近くに値段を下げている今こそ、香港でのびのびと撮影をするチャンスです。

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星光大道 (Avenue of Star)<基本データ>
所在地:九龍サイド 尖沙咀(チムサアチョイ) スターフェリー乗り場から尖東(チムサアチョイイースト)まで(MTR尖沙咀駅から徒歩約5分)

<コーディネーターのちょっとひと言>
香港旅行の悩みと言えばホテル代がかさむことでしたが、今回は普段なら候補に入れない5スターホテルのハーバービュールームに泊まることが出来ました。
尖東エリアは繁華街に徒歩圏内でありながら、騒動は起きていません。車も停めやすく、レストランやバーも多いエリアなので、旅行やロケ時の宿泊におススメ。週末を避けるなどスケジュール設定を念入りにしておけば、気持ちよく過ごすことが出来ます。
(担当特派員:TOP33号)

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伝説の香港映画のロケ場所「飛鵝山(カオルーン・ピーク)」香港の街を一望する九龍サイドの撮影スポット

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香港で撮ってみたい景色と言えば、街を見下ろす「ピーク」からの眺め。香港島サイドの有名な「ビクトリアピーク」はトラムやバスなど公共の乗り物でもアクセスがしやすいので、世界中から訪れる観光客でごった返しているので、被写体のいる撮影には不向きです。

街を見下ろすロケをするなら、九龍半島側の「飛鵝山(カオルーン・ピーク)」がおすすめ。
高さ約600メートルのこの山は、バスなど公共の交通手段はないので車か足で登るしかありません。香港の人たちが日の出や日没を眺めたり、ランニングコーストして走り抜けるスポットで、観光客はほとんど来ない静かな場所です。

「飛鵝山(カオルーン・ピーク)」は市内から車で20分ほど。撮影スポット近くにロケバスを泊めるエリアもあります。

かつて「世界一着陸が難しい」といわれ、街のビルの中に飛行機が離発着するダイナミックな光景が今となっては伝説になっている「旧・啓德空港」の跡地や、おびただしくそびえる高層ビル、ヴィクトリア・ハーバーの向こうに香港島も眺めることができます。

ここで伝説の香港映画「男たちの挽歌(英雄本色)」の撮影も行われました。チョウ・ユンファ(周潤發)演じる落ちぶれたヤクザが夜のカオルーン・ピークからの眺めに「香港の夜景がこんなに綺麗だとは思わなかったな」とつぶやき、「俺は失ったものを必ず取り戻して見せる」と叫ぶ、今も香港人の記憶に強烈に焼き付いている有名なシーンです。

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天候によっては雲に隠れて街がかすんで見えることもあるけれど、それもまた幻想的な雰囲気に。

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緑の多い場所なので、日中は見晴らしの良い自然な風景に。ビルに明かりが灯る夜の始まりの時間帯は香港ならではの眺めと、時間帯によって様々な場面や景色を見ることが出来ます。

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<基本データ>
飛鵝山(カオルーン・ピーク)
所在地: 香港 九龍・牛池湾
営業時間:24時間開放
九龍市内から車で20分ほど

<コーディネーターのちょっとひと言>
香港映画の歴史に残る名シーンを演じたチョウ・ユンファ、カオルーン・ピークでランニングをしている姿を見かけることがあります。今でも香港人から熱烈に愛されるスターがスクリーンで見せる引き締まったスタイルと軽い身のこなしは、地道な厳しい努力の賜物なのですね。


(担当特派員:TOP33号)

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「John Anthony」 英国スタイルの広東料理レストラン

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香港ではオーソドックスな飲茶レストランが少なくなっている反面、「欧米系チャイニーズスタイル」風な店が現れています。
今回紹介するのは、香港島・銅鑼湾の利園(リーガーデン)Ⅲにある「John Anthony」。インスタグラムで見かけて「素敵やん」とフォローしていたお店です。

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入り口はガーリーで「パンケーキ喰わされるんじゃなかろうか?」とちょっと戸惑う雰囲気。階段で地下におりると、広々とした店内は英国のアフタヌーンティールームか、バーのような空間が広がっていました。

店名の「John Anthony」は、英国で初めて中国語通訳になり、英中間の貿易を助けていた人物の名前にあやかったのだそう。

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英国趣味の中にさりげなくチャイニーズスタイルのテイストが現れる、香港ならではのレストランですね。バーカウンターには400種類以上のジンを備え、英国のバーカルチャーもしっかり再現。

この店が提供するのは広東料理を中心にした、フュージョン・チャイニーズ。それにしても最近の女子は、インスタ映えより食欲優先ね。きらきら系点心に一瞬「わあ」と歓声はあがっても、食べてから目を見開いて「うま!」と喜ぶ声の大きかったこと。みなさん写真を撮るよりも、食べることに夢中でした。
(そういうのとても良いよね)
(なので今回は、ほとんどJohn AnthonyのPR会社から画像をお借りしています)
ここなら、見た目と雰囲気だけのレストランでしーんと静まり返るような失敗や心配もありませんよ!

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10人でも窮屈にならない個室は、ほかに円卓の部屋も用意されています。
二人掛けのボックスシートで、女性のおひとり様点心もあり。

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見栄えや美食を追求するのではなく、「John Anthony」は環境保護や食材の選択にも配慮しています。床のタイルや箸置きなどはリサイクル素材、内装などのペイントは無毒の天然のものを採用、魚介類も倫理的な飼育や捕獲を行う国や地域のものを使っているのだそう。
近頃では、環境保護と食材にこだわる方が増えているので、レストラン選びは慎重になることもあります。「香港だから」と高価な珍味で満足したり、ネットセレブを気取る場所ではない、本当の意味での意識の高いレストランが必要とされています。

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香港で、賑やかすぎる場所を避けるときはホテル内のレストランを選択しがちです。優雅に落ち着いて、環境にも配慮しながら美味しく点心を楽しむ。香港でなければ巡り合えないレストランを探すなら、「John Anthony」は強い切り札になりそうですよ。

画像提供:John Anthony(Maximal Concepts Ltd.)

<基本データ>
John Anthony 荘館
所在地:Basement Level, Lee Garden Three, 1 Sunning Road, Causeway Bay, Hong Kong
電話番号:(852)2898-3788
営業時間:11:30 - 15:00、17:30-22:00 (バーは23:00まで)

<コーディネーターのちょっとひと言>

香港らしい雰囲気というと、銅鑼が鳴りそうな「ザ・中華!」や古めかしい店のリクエストが多いもの。John Anthonyのような英国と中国テイストがどぎつくなく、品よく展開するのも香港ならでは。ロケにも協力的です。(担当特派員:TOP33号)

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モンスターマンションは撮影禁止、まだある密集高層ビル

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映画やミュージックビデオ、グラビア撮影のロケ地として大人気だった「モンスターマンション」。残念ながら2018年の初めに、撮影禁止が公布されました。

いつ行っても地元香港だけでなく世界中から「インスタ映え」を求めてやってくる人で賑わっていた、モンスターマンション。この風景は、3棟の高層アパートが作り上げたものです。はしゃいだ観光客の笑い声は案外高いところまで響き渡るし、ごみ問題、そもそも私的な住宅の敷地内で第三者が大勢うろうろするのは好ましくないなどの理由で、住民から苦情が出ていたと聞きます。

今年になって「撮影OKになった」という話がネット上で散見されますが、敷地内に張り出されている「撮影禁止」の中文、英文の横断幕はそのまま。
観光客はその横断幕がかかった台の上に乗って撮影、その近くでは住民らしき人たちがマージャン卓を囲んでいる…なかなかシュールな風景が繰り広げられています。撮影解禁になったというよりも、見逃してもらっている状態ではないかと思います。

観光客が個人のSNSなどで楽しむのはともかく、商業誌での撮影となると、許可申請をしなければトラブルになる可能性も捨てきれません。

それでも、この密集した高層住宅の景色は香港ならでは。
ここを背景に撮影をしたいというリクエストは今も多く寄せられます。

他にどこかいいところ、禁止されていない、撮影が可能な場所はないかな?と探してみると、ありました!密集した、香港らしいアパートの風景。

こちらは香港島サイド。
こじんまりしていますが、モンスターマンション同様にコの時型に建物が密集しています。

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こちらは九龍サイド。両サイドにはカラフルな昔ながらのアパート。その奥に新しい高層マンションがのぞく、香港の移り変わりをきりとったような風景がありました。煤けた突き出す看板も良い感じです。

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日本人のイメージの中の香港と現実の香港は、少しずつ乖離しているかもしれません。でも、活気や人情、空高く上へと暮らす住環境とパワーは今も健在です。イメージ通りか、想像以上か。ぜひ香港の街に降りて、確かめてみてください。


<コーディネーターのちょっとひと言>
詳しい住所は割愛しました。こんな場所で撮影してみたい!香港ロケコーディネートのご用命は、TOP TAIWANまでどうぞ!

(担当特派員:TOP33号)

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香港で朝食セット。物珍しさにメニュー選びから盛り上がる

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スープ入りマカロニとトースト、卵料理、ミルクティ。典型的な香港スタイル朝食セットメニューです

「茶餐廳で朝ご飯を食べたい」

台北から香港へ出張している友人から、LINEが来ました。

茶餐廳(チャーチャンテン)は、香港のローカルフードを出す食堂スタイルのカフェ。朝から晩まで、様々なセットメニューやアラカルト、飲み物やパンを用意しています。

彼の居場所から、私が時々行くお店をいくつかピックアップして伝えると、数分後には店内からの画像が。

「周りの香港人が食べてるものが気になる」

隠し撮り風の画像に映っていたのは、スープ入りのマカロニ。

「美味しそう」

台湾のあちこちで朝食を食べ歩いている友人がとても興味を持った様子なので

「試してみれば?私は絶対食べないけど」
「なんでやねん」
「美味しくないんだもん」

お店にもよるけれど、スープが薄い、塩味ばかり強い、マカロニが柔らかすぎることが多いのです。

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この店では「朝食セット」7時から12時まで、バターつき食パン、目玉焼きふたつ、ハム入りスープマカロニ、コーヒーか紅茶で38ドル(約570円)。昼から夜までのセット、終日提供するセットメニューも。


香港のローカル食堂での朝食は「トーストか薄いサンドイッチ」「コンソメ風スープ入りのマカロニ、インスタントラーメンもしくはビーフン」「目玉焼きかオムレツなどの卵料理」「飲み物」のセットが定番です。

周りを見てもスープ入りで人気なのは「マカロニ」か「インスタントラーメン」。ラーメンは袋から出して平皿に入れ水を注ぎレンジで温め、テーブルに。簡単な手順にするとラーメンはほぐされず「姿のまま」の状態で提供されるので、不安になるかもしれません。フカヒレの姿煮があれば、ラーメンも「姿」なのが香港スタイル。ほぐして食べましょう。

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ビーフンはちゃんとほぐして出てきます。

スープビーフンにザーサイと細切り肉を乗せた「搾菜肉絲湯米」。これはあまり外れがありません。薄いサンドイッチと薄いオムレツ、ハムかランチョンミート、ミルクティで結構なボリューム(油分と塩分)になるので、朝昼兼の食事にどうぞ。


台湾では朝食専門店が街中いたるところにあって、早朝から昼前後までのみ営業するお店も少なくありません。

香港でも、朝食を外で食べるのはごく普通のこと。旅行者やロケのクルーから「朝食にお粥を食べたい!」「朝は飲茶ですか?」というリクエスト、とても多いです。
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お粥とともに、広東風焼きそば「豉油皇炒麵」も。日本人好みの味です。


台湾と違う点は、香港では屋台を覗いて「朝食専門店」がほとんど無いこと。家賃の高い香港、昼も夜も出来るだけ長い時間営業して「オールデイダイニング」状態にしなければ、商売にならないんですね。

件の友人は結局好奇心を抑えきれずスープ入りのマカロニを試してみたそうで
「うまかったよ!」
と報告がありました。美味しいものにあたったのかな。良かった。
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朝から点心。「心の底から楽しい、美味しい」と喜ばれて、「そんなに?」と戸惑いました。

点心と香港式ミルクティ、いろんなものを組み合わせて朝食が食べられるのも、香港の面白いところ。
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「あれも食べたい、これも食べたい!」みんなの希望を、短期間で一気にかなえることが出来る。慌ただしさの中で合理的に生き抜く、香港ならではのフレキシブルなパワーですね。


<コーディネーターのちょっとひと言>

香港ロケ、街歩きや風景の中のほか、ローカル色の強い食堂で朝食をとりながらの撮影もおすすめです。香港ならではの空気の中、リラックスした楽しげな表情の写真が撮れますよ。

(担当特派員:TOP33号)

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Author:Top-Taiwan
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