台湾には異常な数のタクシーが走ってます。タクシーは一般的にも気軽に利用できる交通手段として誰もが利用するアイテム。そんなこともあってタクシーなくしては台湾では生きていけないのであります。灼熱の炎天下10分も歩けば汗だく。MRT駅徒歩10分でも歩きたくない。日本ではこんな距離は乗車拒否される、または「近くて申し訳ないんですけど・・・・」なんて断った上で乗るのが普通ですが、ここ台湾では近けりゃ大喜び!ぐらいな感じで喜んで乗せてくれるので気にする必要ありません。
なんでそんな感覚なのか?台湾のタクシー代は安いので距離乗ってもそんなにメーター上がらないんですよ。それに台北市内がそんなに広いわけではないのでどんなに乗っても150NTDぐらいで収まっちゃう。質より量で稼ぎたいのが運転手の正直な気持ちだからです。なのでドンドン利用しましょう。こんなに安く快適に移動できる手段を利用しない手はありませんよ

どれがタクシーか?写真の通り黄色の車=タクシーです。タクシーは日本同様流しで拾うのが一般的。手を上げれば普通に止まってくれます。目的地を告げ、メーターをスタートして出発です。観光客の皆さんが心配なのは言葉ですよね。英語はまったくといっていいほど通じません。(日本語はたまーにわかる運転手さんいますが)。ですので目的地の名前、住所を見せてください。紙に書いてもよし、名刺を見せてもよし、ガイドブックを見せても良しです。よっぽどはずれな運転手じゃなければ住所だけで絶対目的地までいけますので。
先ほど「こんなに安く快適に移動できる手段」と申し上げましたが、値段は変わりません。が、すべてが快適というわけではないのです。タクシーにも当たりはずれが当然あるのです。事件については
こちらをご覧下さい!
基本的に古いタクシーに乗るとこのような事件に巻き込まれます。質の悪い運転手のタクシーは車もボロボロなのです。更には車高が低いタクシーに当たりなしというのがアッシが台湾で暮らしてから得た生活の知識。迷わず避けましょう。どんなにしつこく待ってても、乗るのは我々なのです。台湾タクシーの見極めかたについては
こちらが便利です(笑)。ビジュアル的にどう違うのか?ちょっとのぞいてみましょう。

わかりますか??
基本的にぼったくられる可能性は少ないです。ただ、遠回りをかます不届き物はいます。が、観光客の皆さんには遠回りかどうか?は、あんまりわかんないですよね。我々外国人居住者はわかりますのでそんな奴は懲らしめますが(汗)。暴走に関しましては当たり外れの問題でなく一般ドライバーも含めて全員暴走族だと思ってください。これは仕方ありません。全員がレーサー気分なのでしょうきっと。最後にメーターですが、ギアのまん前にある写真のタイプだと降りるときまったく見えません。台湾のタクシーは距離だけでなく時間も料金に加算されますので、小銭探したりモタモタしてると止まっているのに料金アップしますよ。親切な運転手は止まったらすぐメーター止めますが98%の運転手は止めませんのでお金はスグに払いましょう!

最後に日本との大きな違いについてご説明しましょう。扉は自動ではありません。手動です!!乗るときも、降りるときも自分で開け閉めしてください。また、後ろを見て安全を確認してからドアを開けないと脇を台湾式で運転するバイクとぶつかりますのでマジで注意して下さいませ。
<コーディネーターからちょっとひと言>取材時にタクシー利用で取材というリクエストいただきます。経費削減ということであれば、もちろん効率的にもっとも安くすむ取材方法ですが、どこでも安いというわけではございませんのでご注意下さい。例えば台北郊外の温泉地「烏来」へ行くのなら、市内から片道800NTDはかかります。往復1600NTDです。こうなると運転手付きで車手配も考えたほうがいいですよね?映画「非情城市」のロケ地九イ分取材はもっとかかりますよ。往復2000NTDにはなります。更に取材が遅い時間に終わる場合は車を拾うのも一苦労。このあたりはプロである我々の意見に耳を傾けて頂けると助かります。
また複数台分かれて同じ場所に向かっていく取材も困ります。台湾人ドライバーの習性は「俺が一番早い!!」ですので前に同じ方向に向かっていくタクシーがいるならば抜くのが当たり前。前の車と一緒になんていう指示に従うドライバーは99%おりません。レストランや店に向かうならOKですが、台北101なんて言った場合101のどこに降ろされるかわかんないわけですから・・・。このあたりも要注意。一台にマックス乗り切れる人数はコーディネーターを入れて4人。後ろの席も3人乗ればシリとシリが触れ合う尻合い状態間違いなし!カメラなどの機材を持っての乗車は更に過酷度UP。最後にレシート。台湾は日本のように自動プリントされる領収書まだありません。すべて手書きの紙切れバージョン。くれって言わなければ渡しませんし、くれても金額なんか記載してくれないのでお忘れなく!
(担当特派員:TOP1号)