台北市内から地下鉄で乗り換えなしのリバーリゾート。新北市の「碧潭(ビータン)風景區」ではスワンボートや吊り橋で気分転換できる場所が、駅のすぐ近くに広がっていました。
「碧潭(ビータン)」風景區へのアクセスは、「中山」駅から松山線で30分、終点の「新店」で下車。地図で見ると駅から少し離れたところが遊び場のようだけれど、ひとつだけある駅改札を背にした左手にすぐ「碧潭BITAN」の看板、風景区への入り口がありました。
出かける前はずいぶん遠くへ行くような気がしたけれど、乗り換えなしで駅からすぐ。このアクセスの良さ、初めて来る人にもわかりやすく安心。おすすめ度がグッとあがります。

流れているのは新店渓。淡水河の三大支流のひとつです。台北市内から地下鉄一本・30分、アップダウンを歩くことも無くこんな景色にたどり着けるのは妙にお得な気分です。太魯閣(タロコ)へ行くのも素敵だけどちょっと大がかり、ここ「碧潭」なら思い立った時に気分転換ができそう。いいですね。

「碧潭吊橋」は観光用というよりも、生活の一部。ここを渡って駅に向かう住民の姿が途切れませんでした。
吊り橋のすぐ近くに、スワンボートのブースがあります。

電動は30分単位、足漕ぎは60分単位で、レンタル料金の体制も異なります。1時間も遊んだら相当日焼けしそうなので、電動で30分にしてみました。
万一に備えライフジャケットも用意されており、必着です。これが黒くて厚いので、着ているだけで熱中症になりそうでした。スワンボートには水分や塩分補給も忘れずに!

ペンギンに呼ばれている気がしたけど、ここはやっぱりスワンだからごめんね、と思ったら……
絶景を撮ろうにも、ふとましいスワンの首が正面にしっかりと映り込んでしまうのです。

仕方がないので、撮りたい景色と平行にボートを方向転換して撮りました。

進行方向に向かって正面に撮影をしたい方には、こちらの平たいクジラ型をお薦め。視界を遮るものがありません。
電動と言っても、ボートレースのようにぐんぐん進むものではなく、いたってのんびり。むしろ足漕ぎのほうが早いかも?でも楽ちんなので、のんびり川面で漂いたい気分の時は、電動がよさそうです。
途中でドラゴンボートの練習とすれ違ったり、緑の断崖へ近づいてみたり、童心に返るリバーリゾート。河沿いには、昼過ぎからオープンするフードコート式のカフェやレストランが並んでいました(営業時間は店舗による)。
ワッフルやスイーツ、パスタやピザなど軽食や、ビール、ワインを販売するブースも。スワンボートの後は河を眺めながら軽い食事やアフタヌーンティー、のんびり過ごすのも良さそうです。
<基本データ>「碧潭天鵝船」
住所:新北市新店區碧潭吊橋
電話:0932 338 359(碧潭東東遊船)
(MRT「新店」駅徒歩5分)
営業時間08:00~22:00
スワンボート料金
足漕ぎ型(60分利用):2人乗り300元、3人乗り400元、4人乗り500元、5人乗り600元、6人乗り(大人4人、子供2人)700元
電動型(30分利用):
2人乗り400元、3人乗り500元、4人乗り600元
URL:https://www.facebook.com/bitandongdong/
※警戒レベル3発令の現在は休業中です。詳細は公式Facebook等でご確認ください。
<コーディネーターのちょっとひと言>台北からすぐの場所でスワンボート遊びが出来るとは思いませんでした。広がる景色はワイルドで、駅からこんなに近いとは思えないほど。写真撮影やローカル風味の散策にも楽しいですよ。
(担当特派員:TOP33号)
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