シンガポールのカフェチェーン「FLASH COFFEE」が2021年夏、台湾に初上陸。
台湾限定メニュー「桂花ラテ」と人気のアップルパイで気持ちにビタミンのコーヒータイム

2021年中に香港、台湾、韓国、日本、マレーシア、フィリピン、ベトナムでの展開が予定されているシンガポール発のカフェチェーン「FLASH COFFEE」。台北では日本より一足お先に8月末、MRT行天宮駅の改札前で台湾1号店がオープンしました。
「駅ナカか、珍しいね」と開店直後に出かけたのですが、目当ての台湾限定メニュー桂花ラテが売り切れ。再発売までしばらく待機していたら、9月末には2号店が市政府駅近くにオープンしました。
行天宮の駅ナカカフェも、改札を出てすぐ派手な門構えは刺激的で面白かったのだけれど、狭いし人通りはあるし、駅構内ではちょっと撮影がしにくいもの。

永吉路にある路面店なら広々としていそうだし、自然光で綺麗に撮れそうなので、こちらで仕切り直しました。

「永吉門市」の場所は市政府駅から徒歩5分。統一、微風、三越にベラヴィータなど、台湾の名だたる百貨店がひしめくエリアの忠孝東路を松仁路沿いに市民大道側へ入ったところ、ワトソンズの斜め前です。
民家の角が真っ黄色。遠目でもすぐに「できたな」とわかります。

店内にはゆくゆくはイートインが出来そうなスペースがありましたが、こんなご時世なので、現在はテイクアウトのみ。デリバリーや個人のバイクがひっきりなしに乗りつけていました。
シンガポールから来ただけあって、台湾ではあまり見かけないメニューがいくつもありました。アプリをダウンロードしておくと、メニューチェックやオーダーのほか、キャンペーンでお得な買い物が出来るクーポンももらえます。
オーストラリアで良く飲まれる「ピッコロ」(60元)は、エスプレッソにミルク少なめのもの。ラテやマキアートとも違った、柔らかいけれど効く小さな可愛いメニューです。フラッペには、ヘーゼルナッツやココアのペースト「ヌテラ」を使ったメニューも。

シンガポールと距離的に近いオーストラリアのカフェとサーフ文化の影響が強いのか、ビーチフラッペはネーミングが気になる。レモンやオレンジのソーダエスプレッソも、亜熱帯のカフェならではのフレーバーです。


メニューで迷ってしまうけれど、まずは台湾限定の「桂花拿鐵Osmanthus Latte」(80元)にしてみました。ホット/アイスどちらも可能です。
桂花=モクセイとお茶の組み合わせは馴染みがありますが、強いコーヒーにも天然の桂花は可憐な香りを添えていました。アジアならではのコーヒーの楽しみと趣きです。
コーヒーのお供にはクロワッサンやクッキーも。人気なのは「蘋果酥派Apple Turnover」(65元)で、私の前後のお客さんも皆オーダーしていました。
見てこのボリューム。こんなにふっくらして、ほとんど空気の上げ底だったら許さないよね。甘酸っぱいりんごフィリングがみっしり。

お店のスタッフは20代の若者たち。来店者への声かけマニュアルがあるのか、明るく元気があり、感じの良い対応でした。
出来上がりを待つ間「これはなあに?写真撮っても良いですか?」と声をかけると、忙しく働きながらも一生懸命「飲み物を持ち運ぶバッグになるんですよ」と説明してくれました。スタッフのムードも、お店のカラー、ビタミンイエローにぴったりな雰囲気です。

コーヒーを買う時は、気分転換やちょっと元気になりたいムードの場合もある。「FLASH COFFEE」の鮮やかな色やスタッフのみなさんの明るさは、コーヒー+αの活気を添えていました。
<基本データ>住所:台北市信義區永吉路30巷178弄1號
(MRT「市政府」駅から徒歩5分)
電話:02 7728 7599
営業時間:月~金7:00~19:00 土・日 9:00~18:00
<コーディネーターのちょっとひと言>10月中には復興北路や内湖店もオープン予定だそう。日本からの旅行が解禁になるころにはもっとお店が増えて使い勝手が良くなっていそうです。
(担当特派員:TOP33号)
ランキング参加中!愛のポチリをお願いいたします。
