茶葉料理の老舗として広く知られている竹里館がリニューアル。茶芸館+茶葉料理店として営業しておりましたが、二つを全部分離し、お茶は竹里館、茶葉料理などのお食事部分はこちらの禅風茶趣にてお楽しみいただくスタイルに変更になりましたのでご紹介させていただきます。

場所は松江路。民生東路と南京東路の間。ホテル慶泰飯店(ガーラホテル)のお隣です。普通のビルの2Fなんで少々わかりにくいかもしれませんが。

このビルに入るの??って感じですが、間違いございません。このビルの名前そのまま日本語読みすると「リュウネンダイロウ」。受験生には縁起が悪いかも?(爆)

2Fの入り口

すごい広いですよ。まずお店に入ったら受付。その近くには販売用の茶器やお茶もディスプレイされています。

なんと全部で150席ぐらいあるビックサイズ。竹里館本気です。入って右側は窓があって外光が差し込む明るい雰囲気、左側はシックな感じのデザイン。

個室もありますよ。お店のデザインに関しても店長である黄さん自らが手がけたということで、なんだかスタジオみたいになっています。ここで写真集の撮影とかしてもいいぐらいなGOODデザイン。
以前竹里館で提供していたメニュー内容に更にプラスしてこだわりの料理を提供しています。厨房の広さも3倍になったのでたくさん作れるようになったとおっしゃっておりました。

本日トライしたのはお茶コースとベジタリアンコースの2種類。基本コースメニューで一品一品サーブするスタイルでお食事召し上がっていただきます。両方とも580NTD+10%

まずはワイングラスに入れたジャスミンティーからスタート

ベジ1品目、茶1品目=サラダなんですが、一品だけ違う。茶は紹興酒漬けの鶏肉、べジはささみのような食感の肉じゃないもの(何か?は不明)。基本フルーツが入ったサラダなので甘い。

ベジ2品目=前菜盛り合わせ(ピーナッツ豆腐、きざみビンロウ、餅で包んだなんか(手前のブツ)
茶2品目=蝦の龍井茶炒め
ベジの手前の餅⇒甘い、なおサランラップでくるんだまま出てくるのでオブラードと思ってそのまま食べないように(1号がやっちまった(汗))。ピーナッツ豆腐⇒下のオレンジのエキスを吸い甘い。しかし上にわさびがのっているので上は辛い。味覚が滅茶苦茶になってしまった。蝦は竹里館でも提供していたスタンダードな茶葉料理。

食間に提供されるお酢のドリンク⇒すっぱ甘い。
ここまでは結構甘いものが多かった印象

ベジ3品目=りんごのグラタン風
茶3品目=雲南紅茶のスペアリブ
ベジは強烈に甘い。しかもチーズを使っているがいいのだろうか?植物性チーズってあるの??店の人はあるって言っていたが。チーズのにおいが結構きつい。そこにりんごの甘い香りがブレンドされまったく交わっていない。お互いが主張をしているため収拾の付かない香りが・・・。そして1号このビジュアルに若干変な想像をしてしまいました(汗)。スペアリブはこだわりの一品。4時間煮込んだ肉を鉄観音茶で燻す。その後また煮て焼いて完成。どうやら2日がかりで作る料理らしく1日30食限定の売り切れゴメン料理。夜にはないかもですよ。ちなみに紅茶はテーブルに出てきたときに載っている茶葉が紅茶で料理には鉄観音が使われているらしい。複雑
ベジ3品目エキストラ=しいたけとたけのこと栗の煮込み?(じっくり煮込んでいるわけではない)。是本来メインをどちらかチョイスするんだけど、今回二つとも出してくれた。こちらは醤油ベースの甘辛。このタイミングで牛蒡ご飯が一緒に出てきます。

ベジ3品目=たけのことゆりの蕾のスープ
茶3品目=鶏肉スープ
スープね。両方ともココまでの味付けが結構濃い感じだったから逆に薄く感じちゃったけど。

で、最後に烏龍茶&お茶菓子でしめ。やはりお茶に始まりお茶に終わる。結構ゆったり食事できるし、店の雰囲気もGOOD。なんだか食べながらまったりしちゃって、スープ辺りではすでに眠くなってしまっていた。その後1日はなんだかまったりモードで1日機能せず。ビンロウの仕業かもしれない(笑)
<基本データ>住所 台北市松江路182号2F
(ここにはMRT利用では不便なのでタクシーで行っちゃったほうがいい。どうしてもMRTを使いたいなら板南線忠孝新生站から徒歩20分?
↓
■2011.4.15訂正■(新たなMRT路線が誕生しておりますのでアクセス変更します。MRT盧州線の松江南京駅から徒歩5分。行天宮方向へ向かって歩けば約5分で到着。慶泰飯店のお隣のビルです。便利になりましたねぇ)
TEL 02-2567-8977
営業時間 10:00-22:00(ラストオーダー21:00)
*何時でも食事できますよ
<コーディネーターのちょっとひと言>竹里館グループ?最近すごく事業を拡大してるので話を聞いていると「すごいなぁ~」と感心することが多い。お客さんも結構入ってた。最初なんでこんな不便な場所に店オープンしたのかな?って、思ってたんだけど、たぶんMRTの新路線が開通するとこのエリア結構便利になると思うからそれを見込んでのことなのかもしれない。店は広くって、さっきも言ったけど店に関係ないファッション撮影とかでも十分使えちゃいそうなデザイン。しかもスペースごとに雰囲気が違うから、色んな撮影が出来そう。スタッフも日本語はなせる人が多いし、メニューにも日本語有。日本語対応に関しては問題無。お茶のお湯足しもかなり頻繁に来てくれて常にお客さんを気にしてくれてるって感じかな?料理の味に関して、決して「うまい!」って言い切れるものではないけど、ベジタリアンフードとか、茶葉料理って元々うまいとか思いながら食べるものではないと1号は思っているのでこんな感じなんじゃないかなぁ。前から色んなところで発言しているように1号は中国茶とか全然興味なしなんですが、最近お茶について説明しなきゃならんことがたくさんあるので黄さんにいろいろ聞いて勉強になった。今日教わったうちの一つを披露。日本のサイトなどで「包種茶は烏龍茶の中の高級品のお茶のことをいう」的紹介がよくあるみたいで、1号らが包種茶は包種茶、烏龍茶は烏龍茶って説明しても理解して貰えないことがあって何で日本のサイトとかでそう紹介されてるんだろう?って思ってたんですよ。で、今日その疑問を黄さんに投げかけてみたら。やっぱり黄さんもそれよく言われるらしい。黄さんの答えも、1号と同じ「包種茶は包種茶、烏龍茶は烏龍茶」。基本的には同じお茶の樹を使って栽培するけど、発酵度数が違うので同じではないということでございます。同じお茶の樹ってのもちょっと表現に語弊があるんだが品種としては同じ。だけどはじめから包種茶、烏龍茶を作る為に育ててるから同じ樹の葉っぱで2種類のお茶を作ることはないってことなんで勘違いしないでくださいね。技術的には可能だが、普通はそんなお茶の作り方はしないってことです。本当はもっとネタがあるんだけど、頭ではわかっていても説明するのって難しい。これがお茶の世界なんだろうなぁ~。
お薦め度★★★★★(なんか台湾に来てるって感じのする店内の雰囲気がかなり高ポイント。基本静かだからマッタリ出来る。耳障りなやかましさがなくてホッとする)
眠くなる度★★★★★(マッタリ出来る副作用で強烈な睡魔も襲ってくる)
(担当特派員:TOP1号)
ランキング参加中!愛のポチリをお願いいたします
