3月に発表された世界幸福度ランキングでは、台湾はなんと東アジアでトップだったそうです。世界全体では26位、我らが日本は54位で東アジアでは3位でした。幸福といっても当たり前ですが、何をもって幸福と感じるのかは人それぞれで、疫病や戦争によって今の幸福も一寸先は闇状態の現状。それでもコンパクトな都市に便利な交通網、夜道を一人で歩ける治安、高い評価を得ている全民健康保険制度、すべての物ではないですが物価も安く日本の物もお金を出せば手に入り易い環境と、たしかに「幸福」に感じるポイントは多々あります。日々の暮らしの中ではなにかと文句ばかり言いがちですが、良い面に目を向けて「幸福」をありがたく享受したいと思います。
お天気(
台湾中央気象局調べ)
台北 曇り 21~26度
台中 曇り 23~28度
高雄 曇り/雷雨 24~29度
花蓮 曇り/雷雨 23~28度
週末の天気→北部と東部は曇りがちで雨がぱらつく週末となりそうです。中部は土曜は晴れますが日曜は雨模様、南部は土日とも曇りがちですが太陽が覗く予報が出ています。
レート(
兆豊国際商業銀行調べ)
10000JPY→2239 NTD
1NTD→4.226 JPY
台湾ロト(
台湾彩券HP調べ)
威力彩(2022.05.19発表)/17,19,20,26,27,38/第二区ナンバー05
大楽透(2021.05.17発表)/09,22,28,29,34,37/特別ナンバー36
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こちら <今日のニュース>「アジアの感染状況は高低を繰り返し推移 台灣に日常生活が戻るのは9月になる見通し」国内感染が拡大する中、台湾大学感染科の李秉穎医師は、アジア諸国の感染は「丘陵」のように増加したり減少したりする傾向が多く、医療崩壊を防ぐために、より長い時間をかけて推移して行くだろうという見解を示しました。6月中旬には感染拡大が落ち着く見込みですが、通常の生活に戻るには9月までかかると思われます。
新型コロナウイルスの感染拡大は深刻で、18日は国内での確認患者数が8万人を突破し過去最高となりました。感染のピーク時期や感染者数、いつになったら通常の生活に戻れるのか、ウイルスと共存できるのか、など様々な憶測が飛び交っています。
19日、インターネットラジオのインタビューで、衛生福利部伝染病予防諮問委員会(ACIP)の招集者であり、台湾大学伝染病科の医師である李秉穎氏は、次のように答えました。海外の例を見ると、感染爆発が発生すると感染者数は突然「ピーク」になるか、高低差のある「丘陵」のパターンのどちらかになります。アジア諸国の多くは丘陵状のパターンで、欧米に比べ人々はより警戒心を抱いており、感染は長引く傾向にありますが、深刻な医療崩壊は起きにくいです。
李秉穎医師は感染拡大以降、レストランや映画館の利用者が減ったため、感染者数は鈍化しており、これは人々の防疫に対する意識の高さの結果だと述べました。結局のところ、防疫の最大の目的は、国民や医療機関を守るだけでなく、医療を受けるべき他の人々を混雑させることなく、重症化や死亡のリスクを減らすことにあります。
李医師はまた、感染者数には様々な要因があり、ピークが何万人になるのかを予測することは難しいが、唯一確かなことは、今後世間が気を緩めると同時に、感染者数は再び急増するだろうと、注意を呼びかけました。
しかし、集団免疫を獲得し、すべての人が普通の生活を取り戻せるようになる日は、そうすぐには訪れないでしょう。海外の経験では、感染がピークに達してから約1ヶ月間続くと言われているので、台湾の流行は6月中旬に一旦下がり始めると思われますが、9月に通常の生活が再開されるまでさらに3〜4ヶ月間続くと推測されます。
指揮センターの統計によると、今年は新型コロナウイルスにより6人の子どもが重症化し、そのうち2人が脳炎で死亡し、敗血症性ショックと臓器不全に陥ったとのことです。
感染後に重症化するリスクの確率の問題ですが、子どもは脳がまだ十分に発達していないため脳炎を発症するリスクが高く、脳は生命の中心であるため感染後に死亡するリスクが非常に高くなると考えられます。亡くなったお子さんの一人は42度の高熱がありましたが、普通の人の体は熱が41度くらいになると防御機構が働き、体を冷やしはじめます。熱が42度まで上がると、体温調節の機能が失われてしまいます。内服薬の服用では、必ずしも避けることができないリスクです。また、子供の熱は24時間経過しないと本当に下がらないので、24時間未満での解熱は一時的な症状である可能性があると、保護者に注意を促しました。
みんな外見が異なるのと同様、ウイルスに対処する免疫システムも異なります。高齢者や慢性疾患者は免疫力が低下しており、ワクチンを接種しても100%感染しないわけではありません。しかしT細胞が免疫反応を誘導し、重症化のリスクを低下させることができます。 したがって、最近では高齢者や慢性疾患の患者に4回目の投与を開放するほか、内服薬の処方時期を早め、投薬は早ければ早いほどよいということになっています。
先日、基隆で亡くなった子供は、いくつかの病院に転院を希望していましたが、結局、満床のため入院を断られたそうです。李医師は、2003年のSARS発生時、台灣大学病院でも感染者を転院させる際、多くの病院が拒否する事態に遭遇したことを振り返りました。最後に、無条件に受け入れてくれたのは三軍総合病院だけでした。このパンデミックを経て防疫指揮官という制度が設置されました。
現状では、医療費や人件費の増加、院内感染のリスクを避けるために、新型コロナウイルスの患者用に少ないベッド数でも割り当てようとしない病院もあり、協力の意思はあっても制約があるようです。台湾大学病院では反対に、病院が満床になったときのみ停止するのが常で、最近では小児科の患者を治療するために、成人病室を借りたこともあります。
李医師が衛生福利部長に就任するのではないかという噂については、「まったくありえない」と笑って答えました。
(情報:
中央通訊社)
昨日の新規感染者数が9万人を超え10万人へのカウントダウンが始まり、毎日コロナ関連の暗いニュースが飛び交う中で、具体的に「9月には日常生活が戻る」と書かれた見出しが目に飛び込んで来ました。今がピークとわかっていても、いつまで続くのかと不安になりますが、出口が見えてくればそれを希望に我慢もできるでしょう。あと約3ヶ月、今年もマスクをつけて台湾の真夏を過ごすことになりますが、秋の訪れを感じる頃には日常が戻ってくると信じて耐え忍びましょう。涙
(担当特派員:TOP17号)
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